■It's show time?・・・
日本時間の3月25日(月)深夜に恒例の春の「Apple発表会(It's show time.)」がありました。ここでアイフォーン(iPhone)の新型やマックパソコン(MacBook)の最新機種などの発表があるかと期待されていましたが、ハードのほうは、すでに発表会の前(18日〜20日)に発表された「アイパッドミニ(iPad mini)」「アイパッドエアー(iPad Air)」「アイマック(iMac)」「エアーポッズ(AirPods)」の新モデルで完了。だったら発表会では一体何が発表されたのか!?
注目が集まる中、ハードとソフトの会社であるアップルが今回発表したのはなんと、3つの「サブスクリプションサービス(サブスク)」だったんです!!
■サブスクリプションサービス・・・
「サブスクリプションサービス(subscription service)」とは、使った利用期間に応じてお金を支払ういわゆる「定額制サービス」のこと。
ひとつは定額制の「ゲーム」サービス「アップルアーケード(Apple Arcade)」。公式ページによれば、今回、ゲームを厳選するだけでなく、開発コストにも貢献し、クリエイターとも密接に協力しあい、世界で最も評判の高い数人のゲーム開発者にも参加していただいて、iPhone、iPad、Mac、Apple TVで遊ぶための100以上の新しいオリジナルゲームを開発。それにオリジナルのアートとオリジナルミュージックで想像力を捉えながら、信じられないほど楽しいゲームプレイと没入型ストーリーで顧客を楽しませますとあります。
続いては新聞雑誌をまとめて見られる「アップルニュースプラス(Apple News+)」。Vogue、National Geographic Magazine、People、ELLE、The Wall Street Journal、Los Angeles Timesなどの有名な出版物など300以上の人気雑誌、一流の新聞、デジタル出版物を、Apple Newsアプリ内で美しく便利で精巧な経験にまとめた新しい購読サービス。信頼できる情報源から最新のイベント報道の配信まで、広大で高品質のストーリーのコレクションを随時追加していくそうです。
■テレビのサービスはかなり強力らしいが・・・
そして3つ目は「フールー(Hulu)」や「ネットフリックス(Netflix)」に対抗する動画サービス「アップルティービープラス(Apple TV+)」。世界で最もクリエイティブなストーリーテラーのための新しいホームで、独占的なオリジナルショー、映画、ドキュメンタリーが今秋登場するとあります。
どれも他社のサービスにも十分対抗できる強力なものになっているとは思いますが、中でも「アップルティービープラス」では、J・J・エイブラムス監督やスピルバーグ監督の最新作や、人気ドラマ「フレンズ」主演の女優、ジェニファー・アニストンほか人気俳優が続々登場のオリジナルドラマの製作が発表されて、会場で大きな歓声が上がったそうです。アップルのインターネットソフトウェア&サービス担当シニアバイスプレジデント=エディ・キュー(Eddy Cue)氏によれば「アップルティービープラスには、テレビや映画を愛する人たちが今までに見た中で、最も質の高いオリジナルのストーリーテリングの本拠地となるでしょう」と語ったそうです。
■そんなAppleにみなさんは魅力を感じますか・・・
キーワードが「Think Different(違いを考えよう)」から「It's show time.(みんなで楽しもう)」に変化したアップル社ですが、これからはiPhoneやiPadなどのハードの進化よりも「ショータイム」を体験する「サービス」に焦点が置かれるようになっていくのかもしれません。
(出典)
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■cnetジャパン アップルリリース
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■Apple Newsroom