■暗いニュースが続きます・・・
2019年が明けて、株価も低迷するなか、暗いニュースが続いています。東京五輪の招致においてJOC竹田会長の賄賂疑惑。そして紅白歌合戦で彗星のごとくファンの心をときめかせてくれた「純烈」のメンバーの過去のスキャンダルでメンバーが脱退。今日は初日から3日連続黒星となった横綱・稀勢の里の引退発表。それぞれまったく経路の違う話題ですが、全然嬉しくない。できれば聞きたくなかった話題。怒りがこみ上げて来たり、それでもよく頑張ったと拍手できたり、何らかの感情表現ができるものなら聞きたいが、何の救いようもない話題が続いています。レギュラーで出演させていただいているBayFMのラジオ番組(金つぶ)で年明けに「今年は宇宙の話題が目白押し!」と豪語した自分としては、それらを払拭するくらいの話題をみなさんにお届けしたいです。
そうです。元旦にはアメリカの無人探査機「ニュー・ホライズンズ(New Horizons)」が地球から最も遠くかつ人類史上最古とみられる天体「ウルティマトゥーレ(Ultima Thule)」に接近、また1月3日には中国の無人探査機「嫦娥(じょうが)4号」が世界初となる月面裏側への軟着陸に成功。さらにこのあと6月ころにはスペース・エックス社とヴァージン・ギャラクティック社とブルー・オリジン社が三つどもえで民間宇宙旅行を開始する予定なんです。
ということで、年明け1回目に取り上げるのは、ラジオでも特集(1月4日放送)した、AIなど最新技術を駆使して「宇宙人の視点」を育てる高校の設立の話題をしたいとおもいます。
■スクールをひっくり返したルークス・・・
インターネットでの受講で卒業免状がもらえるネット高校が注目される中、昨年10月には堀江貴文さんが主宰者の「ゼロ高等学院」が開校するなど話題が続いていますが、今回また新たな高校が設立しました。それがAO試験(面接)だけで入学できる「Loohcs(ルークス)高等学院」という高校。現在4月の開校を目指して入学の出願受付をwebまたは郵送にて受付中です。
これは俳優の伊勢谷友介氏が発起人となって、これまでもAO入試専門塾「AO(エーオー)義塾」や通信制の高校を運営してきた「Loohcs(ルークス)株式会社」(代表取締役社長 斎木陽平氏)が、これまでの経験を生かして開校させる高校。
代表の斉木さんは、慶應義塾大学院法学研究科卒業後、同大学SFC研究所所員として活動の傍ら、大学1年のときにAO・推薦入試専門塾の「AO義塾」を起業。以来8年間塾長として教壇に立ち、1000名以上の東大早慶の合格者をAO・推薦入試で輩出してきた実績を持っている方。また伊勢谷友介さんは、東京藝大の大学院美術研究科修士課程修了後ファッションモデルとしてデビュー。現在は、俳優のほか映画監督、美術家、実業家としても活動し、その活動のためのリバースプロジェクトの代表も務めています。
■新しいシステムがズラリ・・・
「Loohcs(ルークス)高等学院」は、通信制高校と合わせて受講することで、3年間で高校卒業の資格を取得することが出来(通信制高校だけの場合は通常4年)、入学金は12万円、授業料は年間104万円、そのほか教材費などが3万円程度とのことですがそれだけの充実した授業システムが売りになっています。
「Loohcs(ルークス)」のホームページには他の学校にはない5つの特徴的な授業システムが紹介されています。
1つ目は「一流の社会人と学びスキルと教養が得られる充実の特別科目」。伊勢谷氏自らがカリキュラムを監修した「哲学」「芸術の鑑賞法」「人間とは何か」「メディアリテラシー」などの「リベラルアーツ」科目はもとより、ベンチャー社長、上場・M&A経験者などが30人以上関わる「起業の方法」「組織マネジメント」「投資家へのプレゼン」など「ビジネスリテラシー」科目も充実しています。さらには「人工知能」「データサイエンス」「ブロックチェーン」などの「テクノロジー」科目では3年間で4回の集中講座を設けたり、デザイン思考の本質を習得する「クリエイティブ」科目では業界最高峰のアートディレクターと学ぶことができるそうです。
2つ目は「世界4都市でキャンパスを2019年同時開校」すること。つまり4月の開校時には日本だけでなくミャンマー、インド、モンゴルにも同様の高校を開校予定。生徒は4ヶ月〜2年間の海外留学を自由に体験出来、グローバルな感覚と実践的な語学力を育むことができます。この海外校は今後拡大を予定。
3つ目は「本格的な教養教育を受けられる」こと。上記特別科目も含め、単にスキルを養うものではない「真の意味で人間に自由や幸せをもたらしくれる」教養科目が「リベラルアーツ」で年間156時間、「クリエイティブ」では年間160時間も学ぶことが出来ます。
■秀才は教育によって生み出せる・・・
そして4つ目は「生まれた地域や、生まれもった家庭に囚われない受講環境」をサポート。どんな場所からでも授業が受けられる「遠隔参加システム」があったり、経済的困難だが意欲ある学生には起業家と直接つながって「独自の奨学金を得られるシステム」も用意されるそうです。
そして5つ目は「充実の進路支援と授業料返金制度」。進路指導や進学支援のプログラムも充実し、世界中の大学から希望大学を選ぶとともに、3年たって結果希望大学に入学できないときは授業料を返金するという制度も用意。さらには高校在学中から起業へ挑戦できるプログラムも用意されるそうです。
伊勢谷氏は、「天才は偶発的にしか生まれないが、秀才は教育によって生み出せる」「自分自身のことだけでなく、自分が暮らす地域や国、さらには地球全体に対して何ができるのかという、“宇宙人の視点”を育(はぐく)む学校にしたい」と話しているそうです。こうした試みをみんなで応援していきたいと思います。
(出典)
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■プレスリリース
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■Loohcs(ルークス高等学院)