ついにみなさんでも手軽にAI(人工知能)を使ってさまざまな分析や分類ができるオンラインサービスが登場しました。それがエンジニアの2z(ツーゼット)さんが開発したその名も「AIメーカー」です。
AI(人工知能)と改めて考えてみるといくつか種類はあるものの、その中でも大きな成果をもたらしているのが、画像分類AI。これはなにかの画像データを学習させると勝手に分けてくれて、同じような特徴のあるものをグループ化してくれる、いわゆる人間の知恵なしになにかを「分類」してくれるもの。いままさに「AIメーカー」を使えば「画像分類AI」を誰でもすぐに作って試すことができるんです。
■AIメーカー
■こりゃすごい!アイドル自動生成AI・・・
今やAIを活用してのさまざまな独自AI開発はとてもさかんです。
京都に本社を置く株式会社データグリッドは、ディープラーニングを応用したGAN(Generative Adversarial Network、敵対的生成ネットワーク)により、アイドル顔画像を安定して生成する「アイドル自動生成AI」を開発。
■アイドル自動生成AIキャラ版
https://datagrid.co.jp/news0.html
AIにアイドルの顔画像を学習させることで、AIはアイドルの特徴を捉え、その結果、架空のアイドルの顔画像を生成させることを可能にしました。これまでこの手の架空アイドル画像は、どうしても不自然さが残っていましたが、今回の「アイドル自動生成AI」では、全くの自然な表情で、本当に架空の顔なのか我々には全く見分けが付きません。
データグリッドは、リアルなアイドルの顔画像生成のほかにも、イラスト的なキャラクター画像の生成にも成功しており、今後の動きが注目されています。
■アイドル自動生成AIイラスト版
https://datagrid.co.jp/news1.html
■セレブ自動生成AIも登場・・・
このほか、大量のセレブな顔写真を学習させて「セレブっぽい写真」を自動生成するAI人工知能なんていうのも一時期話題になりました。
■セレブ自動生成AI
最初に表示されるのは実在のセレブの写真ですが、こうしたセレブの顔写真を大量に学習させることで、AIが自動生成した「セレブっぽい写真」が現れます。まさかこの写真が本物の写真ではなくてAIが勝手に作ったものとは誰にもわかりません。
ほかにも、AI人工知能を活用したオンラインサービスの典型といえば、Google翻訳だったりAppleのsiriだったりします。ただしこれらはGoogleやAppleが独自で開発・学習させたエンジンを使って、我々はあくまで最後の結果だけを得るものになります。
こうしたAIを活用した画像生成は、この数年で大量に出回りました。でもあくまである程度のプログラミングの能力のある人でなければそれらを活用することはできなかったわけです。
それが今回、まったくプログラミングの能力がない人でも、アイデアさえあれば試すことができる画像分類AIが現れたというわけなんです。
■AIメーカーは僕らに夢をもたらす・・・
「AIメーカー」では例えば、「ネコ」と入力すると「AIメーカー」がネット内から自動的に画像検索してんネコ画像を収集して学習してくれます。さらに「イヌ」も同様に自動収集。勝手に学習してくれて「イヌ・ネコ判定AI」が完成!! これを使って何かの画像をAIに読み込ませればあら不思議! その画像が「ネコ」と「イヌ」の度合いがどれくらいかをパーセントで判定してくれます。
もちろん自分で画像を用意して読み込ませることもできるんですが、現在「みんなのAI」としてみんなが作ったAIが続々オンライにアップされているので、自分で作らないで人が作ったAIを試すこともできてしまいます。
例えば「ビールか発泡酒かAI」とか「イケメンかイケメンじゃないかAI」とか「マツコデラックスさんかミッツマングローブさんかAI」など数えきれないAIがありますよ。みなさんもぜひ試してみてはいかがでしょう。