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ソーシャルネット時代のお笑い芸人はSEOの夢を見る!?:第52回トンコネ・ジャム

2017/05/10 10:00
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プロフィール

土屋夏彦

radikoが有料で全国が聴けるようになり、いよいよ聴き逃しサービス「タイムフリー」も始まるかと思いきや、2016年になってしまいましたが、AMが在京3局も含め順次ワイドFM化を始め、TOKYOFMグループのi-dioもいよいよこの3月から始まるようで、今年の地殻変動はかなり大きいかも!
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ラジオメディアをネットやITを駆使して面白くする技を議論する「トンコネジャム」。今回はお笑いジャーナリストでお嬢様のたかまつななさんをゲストに迎えて、彼女の数奇な人生経験を通じて、ソーシャルメディア時代のお笑い芸人はどうやってのし上がっていくのかについて議論してみました。

たかまつななさんは、wikipediaによれば、先祖に坂上田村麻呂、内藤新宿を開設・整備した代々の高松家の末裔として生まれ、フェリス女学院を卒業後慶應義塾大学に進学。中高時代からお笑い大会に多数出場し慶応在学中に出場した『日本一テレビ・ワラチャン! U-20お笑い日本一決定戦』で優勝を果たす。お嬢様芸人として一時芸能事務所に所属するも、政治ジャーナリズムをもっと世の中にわかりやすく広めたいと2016年自ら「株式会社 笑下村塾」を設立し社長を務め、現在は東京大学大学院の学生との2足のわらじで新たなお笑いのジャンルを確立させようと日夜頑張っているお方。

今回も座談会メンバーは、ラジオアナウンサーでIT使いのスペシャリストの吉田尚記さん、吉田さんも共同参画する株式会社トーンコネクト社長CEOの加畑健志さん、吉田ルームの大番頭益子さん、さらにスーパー大学生のTehuさんんと矢倉大夢さんでお送りします。




■一発屋にあえてなろうとしていたんです!

>吉田さんの最近の話題、4月から副部長に昇進されましたね、おめでとうございます。そして今日は副部長会に初出席だったそうでいかがでしたか?

吉田:少々キツイ言い方をすれば、あれはヒエラルキーがないと会社が動かせなかった時代の遺物であって、いまは意思決定者と現場がいればできる時代なんだとつくづく思いました。

>相変わらず辛口のアナウンサーですが笑、今回はお笑いジャーナリストを名乗るタレントのたかまつななさんにも参加いただいているので、彼女にまつわる話題を議論してみたいのですが・・・

たかまつ:お笑いジャーナリストを名乗るたかまつななです笑、よろしくおねがいします。

吉田:ジャーナリストで興味深いのは、アウトプットの形式で規定されている職業なところですよね。ジャーナリストっぽいしゃべり方でしゃべらないと認められない・・・みたいな。大川総裁なんかがやってることが完全なるジャーナリズムだと思うんですが、でもあれは単なるお笑いになってしまう。ニュースソースとしての信頼性だって本来どのジャーナリストでも疑われるべきものだし、大川総裁も毎回疑われてしまうけどむしろ彼はちゃんと取材しているわけで、語り方でジャーナリストっぽさを出している人よりよっぽど信頼性があります。疑ってかかるというリテラシーを相手から引き出すということ自体がなにより優れたジャーナリストであることの証明になっている・・・。

そもそもジャーナリストはアウトプットの形としては無数にあっていいはずなのに、ジャーナリストらしいアウトプットの形が決められてしまうこと自体がおかしいと思いました。

>たかまつさんは、自分をジャーナリストと名乗っているわけですが、その表現方法に何か規制がある感じしますか?

たかまつ:前に出やすい職業なので、メディアと組むなどすれば取材に入りやすくなりますね。テレビに出ている安心感がものすごくあるので、やりやすくなります。あと(その状態であれば)変な質問はしないだろうと思ってもらえる。ジャーナリストって真相を明らかにしたい人、特に政治などにおいては、言ってはいけないことも言ってしまうじゃないですか。でもテレビに出ている人だとなれば、発言のライン引きをしている人だという安心感があるんです。

Tehu:典型的な何でも言ってしまう方が知り合いにいますね笑・・・

たかまつ:私もこれは(テレビ出てるから)無理だなと思ったら、週刊誌の記者に情報渡して聞いてもらうとかしますね。

吉田:そういう意味でもやってることの本質はジャーナリストですね。

たかまつ:お笑い芸人でもありたいんですけどね・・・。

吉田:一発当てたいという野望があるのでは? ジャーナリストとして・・・。お笑いとして一発当てるのは運が必要じゃないですか・・・。

たかまつ:はいはい・・・。

吉田:当たることもあればというか、ほぼほぼ当たらないことが多い・・・。

たかまつ:1年目のときはめっちゃ売れようとしていたんです。めっちゃ売れようと、日本エレキテル連合さんと同じ時期くらいに「今年売れそうな芸人」にピックアップされて、4月くらいには私が勝ってたんですが、6月くらいに(エレキテルに)抜かれて・・・。

吉田:オールナイトニッポン0やってたころですよね。

たかまつ:そうですそうです!! あのときは「どうやったら一発屋になるか会議」とかやってました笑・・・。

吉田:一発屋にならないようにするにはどうすればいいかを考えていたってこと?

たかまつ:いやいや、一発屋にあえてなろうとしていたんです笑。少なくとも一発当てたかった!!

>ハハハハ!!

■でも一発屋になった人は一発屋で終わる運命だった・・・

たかまつ:諸先輩方は一発屋になっちゃうとか言いますが、一発屋になったあとに生き残れるかはその人の実力。そもそも一発屋になることのほうが大変なんだ!!と思って頑張っていたんですが、その後どうやら世の中を見ているとそうでもないなと・・・一発屋になった人は一発屋で終わる運命なんだと・・・。それに気づいて今ではそうではない方法で徐々に出ていこうと思うようになったんです。

実力がなくてテレビに出ているとイラつくんですよ。こいつより面白いのに・・・みたいな。でも逆の人はものすごく応援するんですよ。

吉田:あの人面白いのに売れてないよねみたいな人ね・・・。

たかまつ:意外とそういう人のほうが、事務所の力って思いがちなんですけど、むしろ事務所が押してなかったからまわりが押してくれた、そういう時期が長かったから応援が続いた・・・。

吉田:お笑いの世界にもそんな複雑な政治があったんですね笑・・・。

>ちなみにピコ太郎さんとかはどうなんですか? 一発屋を狙ってる?

たかまつ:ネットやラジオのレギュラー番組を今まで通りされていてかっこいいです!テレビにでることだけを考えたらそうはしないと思うんです。

加畑:逆一発屋みたいになっているんじゃないかな、自分はそのつもりじゃなかったけど、世の中に一発屋にさせられちゃった・・・。

益子:ピコ太郎は一発屋かどうか問題!! 一発屋なんだろうけど(古坂大魔王としては)昔からやっていて支持もそれなりにあって実力もあって・・・。ぼくはよっぴーさんと仕事していていつも思うのはテレビだけが特殊だなと思うんです。僕は長く雑誌の編集者をやってきて、ラジオや雑誌はあまりかわらないけど、テレビだけはとても特殊なルールがある。でもピコ太郎ってテレビ発じゃないじゃないですか。そうなるとテレビじゃないところでの売れ方を考えたほうが得策ではないかと・・・。

たかまつ:まさに今売れている人でテレビで売れた芸人はほとんどいないですよね。例えばエレキテルさんはLINEスタンプだったりyoutubeに事務所が力を入れたことで売れた芸人さん。

当時私はテレビで初ネタ卸しが良いと思っていたので、youtubeで新ネタをおろしちゃうなんてなんて馬鹿馬鹿しいと思っていたんです。ネタバレするし受けも悪くなる・・・。ショーレースの受けも客バレするので絶対やるべきじゃないと・・・。

ところがあのあたりから状況が変わってきて、クマムシさんとかも着ボイスで1位になったことがきっかけだったり、8.6秒バズーカさんだってyoutubeの再生回数が100万回というのが事務所のウリ文句になっていった。あくまで累計で100万回なんですけど・・・。

益子:それって、テレビの製作者がそのあたりのトレンドを重要視するようになったからじゃないですかね。キャスティングするときyoutubeで100万回のタレントだから出すみたいな・・・。

たかまつ:そうかもしれませんね。自分たちの感覚を信じていないんですよ。

■テレビで出ることを目指すならSEOをやりなさい!!

吉田:会議で企画が通らないんですよ。検索して出てこない人だと、なぜこんなやつ使うんだになる!! 逆にこれはブロガーのいしたにまさきさんが言っておられたんですが、「町の名前」&「ラーメン」で検索して1ページ目に出てくれば1ヶ月以内にテレビの取材が来るんだそうです。

たかまつ:へぇ~~

吉田:だからテレビで出ることを目指すならいちばん重要なのはSEO(検索の最適化)なんだそうです笑。

たかまつ:そうだと思います。私も東大に受かったときめちゃくちゃそれを考えて、ニュース記事を何時に出したほうが良いかとかすごく考えました。そのとき「解決!ナイナイアンサー(日テレ系)」の出演が決まっていて、オンエアは夜じゃないですか(毎週火曜夜21時00分)。だからその日のお昼にニュース出して、ネットで話題になったころ、夜テレビ見て東大に受かった女芸人がいるとたたみかければ、そのあとはブログを更新するだけでネットニュースに取り上げられるようになり、めちゃくちゃ東大女芸人で話題になりました。

SEOってこれまで芸人さんはあまり気にしていなかったんですが、最近キングコング西野亮廣さんとかオリラジ中田敦彦さんとかの話題の盛り上がりようを見て、すごく気にするようになりましたね。

益子:中田さんのLINEブログは考えられていますね。

http://lineblog.me/atshikonakata/

たかまつ:(中堅の実力派が)こんなの始めたんで、若手には絶対席が回ってこないなと思ってしまいます。お笑い中堅で自分らの冠番組を持ちたい人は今やネット最重要視。結局世の中にそこそこ認知されている芸人のほうがうまくインターネットを使ってしまい、認知されていない若手芸人からするとネットに来ないでよって思っちゃう・・・。20代の若手はどこで戦えば良いんだって・・・。後半に続く・・・。


(参考リンク)

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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