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ソニーはまだまだ「機能・性能好き」を虜にしてくれる「SONY ILCE-QX1」

2014/11/13 10:00
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土屋夏彦

radikoが有料で全国が聴けるようになり、いよいよ聴き逃しサービス「タイムフリー」も始まるかと思いきや、2016年になってしまいましたが、AMが在京3局も含め順次ワイドFM化を始め、TOKYOFMグループのi-dioもいよいよこの3月から始まるようで、今年の地殻変動はかなり大きいかも!
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■ソニーの底力はここにあると思うんですが・・・。

10月末に発表されたソニーの2014年度第2四半期決算では、売上高ではゲーム(PlayStation 4)やイメージング事業(カメラ)が好調で前年同期を上まるも、中国でのモバイル事業の業績悪化により営業利益がダウン。その結果純利益は1,360億円の赤字という結果となった。

この結果を受けて「家電メーカーで独り負け」や「立ち直れるか」的な報道が目立っている。結果は結果として重く受け止めるべきだとは思うが(私が所属しているからと言ってソニーを擁護するわけでもないが)そもそも、ソニーが白物家電メーカーと比較されるようになったのはいつからのことなのかと思い返してみたくなった。

ソニーは「オーディオ&ヴィジュアル&エンタメ」に限ったメーカーだったはずなのだ。オーディオとしての「トランジスタラジオ・ステレオやウォークマン」、ヴィジュアルとしての「テレビや撮影機・録画機・ブルーレイディスク」、そしてエンタメとしての「ソニーミュージック&やソニーピクチャーズ」。

これらを親としてさまざまな子供事業が生まれてきただけであって、決して家電産業の会社ではなかったし今でもそれは変わっていない。またこの3つの産業の互いの親和性も相変わらず良好なはずだ。

では何が変化しているのか。ことは単純なのだ。一部の製品に対する機能や性能を重視しない時代になってきたこと、これが変化の正体である。今や、誰でも洗濯機や冷蔵庫を持てる時代になったと同時に、そのような家電製品に対して消費者は「機能や性能」への関心はなくなった。せいぜい自分の背丈や環境に合った価格かどうかだけなのである。

でもソニーは違う。未だ機能や性能をどこよりも追求し、その性能で我々の生活を変えてやろうという野望がまだ残っている。そう考えればまさに、機能や性能に目が行かなくなった「テレビ」や「携帯電話」の事業が悪化しているのも納得できるし、好調な事業は「機能に対する魅力がまだ残っているもの」と見えてくるのだ。

前置きが長くなったが、そんなソニーらしい「機能や性能」を重視し、見事に事業好調を勝ち取っている、商品を今回は紹介したい。それが10月10日に発売されたソニーのレンズスタイルカメラの最新機種「SONY ILCE-QX1」である。

■「レンズスタイルカメラ」のおさらいと新機種の紹介

「レンズスタイルカメラ」いわゆる一眼レフカメラの交換レンズ部分だけのデジタルカメラは昨年、ちょうど1年前に発売された。

ファインダーやモニター画面が付いてない代わりに、手持ちのスマートフォンとWi-Fi接続して、スマートフォンの画面がモニター代わりになり、操作画面になるというユニークな機能や性能は瞬く間に社会に受け入れられ、大人気商品となった。

昨年は10倍ズーム付きの「DSC-QX10」と、1インチ大型イメージセンサー搭載で高画質の「DSC-QX100」の2機種が発売されていたが、好評につき今年も追加で新たな機種が発売された。

ひとつは「QX10」のピンクバージョン。そして30倍ズームが搭載された「QX30」。そしてもう一つが私のおススメのレンズスタイルカメラ「ILCE-QX1」である。


SONY ILCE-QX1

なんとレンズスタイルカメラにしてレンズなしのカメラ。さてその正体は、レンズ交換が出来ちゃうレンズスタイルカメラである。早速ソニーさんからお借りしてその「機能」や「性能」を体験させていただいた。

ちなみに発売から一か月が経っているが、未だ品不足だそうで、まだ入手できていない方もいらっしゃるかもしれないが、細かいレビューは多くウェブに掲載されているので、私は独自の視点で「ILCE-QX1」のソニーらしさをみなさまにお伝えしたい。

ところでこれまでのレンズスタイルカメラは「DSC」で始まる製品番号、いわゆるサイバーショットの仲間のデジカメだったのだが、今回取り上げる「QX1」は「ILCE」番号で、NEXやアルファ5000などのアルファシリーズのデジタル小型一眼に属するカメラとなっている。ソニーの底力が伺える逸品なのだ。


「QX10」ピンクバージョンとQX1

ということでなんとアルファシリーズのEマウント交換レンズがコンバータなしでどれでも装着出来る。にもかかわらず、本体の重さはわずか158g。NEX-5Tでも218g、アルファ7に至っては416gである。

コンパクトにもかかわらず、有効約2010万画素「Exmor(エクスモア)CMOSセンサー」 を搭載し、通常のコンパクトデジカメの約13倍の大きなイメージセンサーによって、美しいぼけや豊かな階調表現、暗い所でも低ノイズでクリアな画質を実現させている。

これだけの高機能にもかかわらず、なんとネット最安値で約34,000円、16-50mmの3倍ズームレンズ(SELP1650)(116g)付きセットでもネット最安値で49,500円。ちなみにこのズームレンズ単体で27,000円程度するのでセットが断然お得となる。(いづれも消費税込み)


QX1+フリーアングルシューティングキット+スマートフォンアタッチメント

■実際に使ってみた・・・「レンズスタイルカメラ」はこんなところで威力を発揮・・・

このレンズカメラに、通常は手持ちのスマートフォンとWi-Fi接続させて撮影することになる。スマートフォンの画面がファインダーの役割を果たすわけだ。これがどんなメリットがあるのか・・・。


SONY ILCE-QX1自分撮りアングル

まずは最近流行りの「自分撮り」がいとも簡単にできること。レンズを持って自分に向ければ良いだけだ。モニターは見やすい位置に置くか、オプションになっている「フリーアングルシューティングキット:ADP-FSK1」(希望小売価格3000円+税)などを使えばレンズと合体状態でも使いやすい。


QX1低位置アングル(人形)


QX1高位置アングル(人形)


QX1低位置アングル(イベント会場)


QX1高位置アングル(イベント会場)

レンズ部分をどの位置にも持っていける自由度があるため、地面すれすれからの撮影や、自分撮りスティックみたいなものでレンズ部分だけ高く上げても、手元のスマホ側からズームしたりシャッターを押せるのでユニークな写真が撮り放題である。


QX1+望遠レンズ+標準ズーム

ただここまではある程度はスマートフォンでもかなりやってのける範囲。スマホの便利さは、常に持ち歩いているということの便利さゆえである。さすがに一眼カメラを鞄に常備するのはかなりのマニアでないとその重さに耐えられない。でもたまにズーム付きのデジカメ持ってくればよかったとか思う風景に出合うことがある。そんなときにそっと鞄に「QX10」(約100g)が忍ばせておけばボケも利かせる10倍ズームでパーフェクト。

ここまではまだ「QX1」の出番ではないかもしれない。でもたまたま通ったわき道で、多摩川と富士山のコントラストが最高だ、という場面に出会ってしまったら・・・。それもスマホで記録するだけでは満足できない人、でもカメラバッグまでは常備出来ないあなた・・・。


多摩川でのズームショット:SONY ILCE-QX1


多摩川でのズームショット:Xperia A

ここで「ILCE-QX1」が緊急出動。QX1のスイッチを入れてスマホのワイファイをオンにするだけで、事前に設定しておけば、すぐにリンク完了。

そして専用アプリ「PlayMemories Mobile」を立ち上げると、スマホ画面にQX1に装着された望遠レンズを通した画像が表示され、デジタル一眼ならではの背景ぼかし撮影があっという間に完了。

アルファシリーズ用Eマウントレンズならどれでも装着できるので、少なくともNEXやアルファシリーズのデジタル一眼ファミリを持ってる方は「ILCE-QX1」は必需品であることは間違いない。

■「ILCE-QX1」は「レンズスタイルカメラ」の常識を超えた・・・


QX1にE-Fマウントアダプター

そしてさらに「QX1」がやってくれたのは、これだけのユニークな撮影スタイルだけではない。ソニーアルファシリーズ用のEマウントレンズなら、まったくそのまま装着出来るわけだが、マウントアダプターをはさめば、ソニーのAマウントのアルファレンズもOK。さらには、それぞれの専用マウントアダプターを用意すれば、NIKONのFマウントレンズやCANONのEFマウントレンズも装着出来る。(※あくまでメーカー保証外だそうです。)


QX1に「Nikkor 55-200mm」を装着したところ

私は、古いですがNIKON D40Xを以前から使っていたので、Fマウントレンズもいくつか持っています。これが最近重たくてまったく出動されていなかったわけです。これがマウントアダプターを介して「QX1」に装着し見事に復活を果たしたのだ。(安価なアダプターではオートフォーカスなどが機能しないのでマニュアルで絞りなども設定する必要があります)

つまりこれまでの手持ちの交換レンズを無駄にせず撮影できることはもとより、一眼レフにしか装着できなかったような大型望遠レンズなども使って、スマートフォンで写真撮影、動画撮影が出来るようになったこと、それががソニーの底力であり、「ILCE-QX1」だということ。


タブレットでモニタリング

さらにスマートフォンだけでなく、モニタリングはXPERIA Zなど、専用アプリ「PlayMemories Mobile」が起動できるタブレットでもできるので、これで撮影の楽しみもグーんと広がる。

最近は他社も負けじとこれらレンズスタイルカメラ市場に参入してきているが、機能や性能においては「ILCE-QX1」に勝るものなし。さすがソニー。ソニーをさらに元気にさせるには、性能や機能で勝負できる分野や市場をさらに元気にさせることだと改めて気づかせてくれた。


(参考リンク)

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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