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2013年を迎えて:注目したいキーワードなど

2013/01/10 10:30
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土屋夏彦

radikoが有料で全国が聴けるようになり、いよいよ聴き逃しサービス「タイムフリー」も始まるかと思いきや、2016年になってしまいましたが、AMが在京3局も含め順次ワイドFM化を始め、TOKYOFMグループのi-dioもいよいよこの3月から始まるようで、今年の地殻変動はかなり大きいかも!
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■ネットの怖さを感じた2012年・・・

昨年のIT業界は、コンプガチャ問題に始まり、PC乗っ取り犯罪で幕を閉じたような1年だったように思います。一昨年の震災を受けて「社会復興」や「社会を元気に」がキーワードだった割には、ITには、その成果はあまり見られなかったような気がします。

もちろんソフトバンクが米国スプリント社を買収して世界進出を始めたり、無料通話アプリ「LINE」が登録者1億人に迫るなど夢あふれるニュースも少なくないのですが、気になることはやはり、ネット利用の怖さ、心得などをより一層考えなければならなくなってきていること。それを受けて、社会的な影響が一層強くなったIT業界は、より注意深く慎重に行動している、ということなのかもしれません。

そんな中、毎年恒例の電通総研による「生活者が選ぶ2012年の話題注目商品、2013年に向けた消費のトレンド」を見ると、

◎2012年の1位は三年連続で「スマートフォン」(以下東京スカイツリー、Facebookなど実名SNSなど)
◎2013年は「自分新記録 ~自分のフロンティア拡大を目指す~」の年に

ということで、分析としてはデフレ傾向脱却に向けてようやく「抑えは効いている」ものの「贅沢」が始まり、時代が動き出しつつあった年だったのだそうです。

そして今年はそれを受けて、「リスクに備えていたお金がレジャーや趣味の支出へとシフト」し、スマホデビュー、エコカーデビュー、ロボット掃除機デビュー、一人カラオケデビューなど、自分にとって未知のフロンティアのテープを切って「自分新記録」を出す人が続々登場を始めるということなんですが果たして・・・。

■タイゼン(スマートフォン)

そんな中、年末の押し迫った12月30日に驚きのニュースが舞い込みました。「NTTドコモは、韓国サムスン電子などと共同開発している基本ソフト(OS)を載せたスマートフォン(高機能携帯電話)を、2013年にも発売する」というニュース。

現在スマートフォン市場は、ご存知のようにアップルのiOSとグーグルのAndroidOSで約9割のシェア(全世界で)を占めている中、日本のドコモが韓国サムソンと組んで新しいトレンドを作り出そうということのようです・・・。

さらにこのスマートフォン用基本ソフトの「タイゼン(Tizen)」、中身はLinuxベースのOSということで、Androidの兄弟分。Nokiaが開発を断念した「MeeGo」をインテルとサムソンが引きとって再開発したものだそうで、HTML5などが動作するため、マルチプラットフォーム対応でアプリ開発が非常に楽なのだそうです。

しかしNokiaが「Windows Phone」に集中するために捨てたOS(そのものではないけれど)を今更持ち出してどうするんでしょうか・・・。

そうです、様々なIT業界の旗手たちが世界進出を果たしている中、ドコモは未だローカル企業。これを何としても払拭して、世界のドコモになりたい・・・。まさしく自分にチャレンジなのです。

ということで、まずはこの「タイゼン(Tizen)」スマホに注目したいと思います。

■マイクロソフト サーフェス(タブレット)

スマートフォンという意味では「Windows Phone」にも注目してます。Windowsも8になって相当な進化を遂げました。使い勝手も良く、モバイルとの相性もバッチリということで期待が持てます。

続いてはその「Windows8」と同時に発表された、廉価版でタブレット専用の「Windows RT」が搭載された「Microsoft Surface(マイクロソフト サーフェス)」はいかがでしょう。

年末押し迫ったときにリリースし、「Windows 8」の影に隠れてしまってあまり話題になっていないような気がしますが、「Microsoft Surface」には、これまでのタブレットとは一線を画しているような気がします。

タブレットにもかかわらず、最初からゴム製のキーボードがカバーとして付属していることもありますが、私が注目しているのは1点だけ。Officeソフトが使える(らしい)こと。それもOpenOfficeなどの互換対応版ではなくてマイクロソフト社の純正Officeです。これでウインドウズを使う理由の80%が納得できてしまいます。iPadでkeynoteを使ってプレゼンするのがおしゃれ、という方も多いとは思いますが、正直、覚えるのめんどくさいです。

米国は1月、日本でも2月には発売されるとのことなのでとりあえず注目しておきましょう。

■Kindle本(ソーシャルメディア)

そして3つ目の注目は「アマゾンKindleダイレクトパブリッシング」通称「Kindle本」です。

アメリカのニュース雑誌「Newsweek」が昨年末に、80年あまりの歴史に終止符を打ち、米国本誌は、年明けの号から電子版のみとなる・・・。ということで、この歴史的なニュースが、2013年の「自分にチャレンジ」をひとつ確定させてくれるでしょう。それは「電子書籍デビュー」です。

即ち、2013年は電子書籍が本格化していくという話題に大注目したいのです。

中でも、昨年末に日本でも発売された電子書籍リーダー「Kindle(Paperwhite、Fire、Fire HD)」の普及と共に始まった「Kindle本」という電子書籍のジャンル。これには目が離せません。

もちろん、紙の本でベストセラーになった本の電子版としての「Kindle本」もどんどん増えていますが、その中に、見知らぬ作者の無料、または100円から300円くらいの安価な「Kindle本」が無数に増殖中。

中には「Kindle買ったけどまだ読みたい本がKindle本になっていない!!」と不満をぶちまけている方がいらっしゃいますが、それは次期に全部読めるようになります。そのためにも、この安価なKindle本から大ヒットを仕掛けたいんです。

それが「アマゾンKindleダイレクトパブリッシング」、誰でも簡単に電子書籍をアマゾンで販売できる機能です。レイアウトなどあまり気にしなければ「ワード」ソフトさえあれば、今日からでも日曜作家になれるという・・・。これはまさしく新たなる「ソーシャルメディア」の幕開けです。

■2013年は自分にチャレンジの年・・・

イギリスではすでにこの世界は、2年位前から始まっているそうで、ジョン・ロックという無名だった人(作家でもなんでもなかった・・・)がkindle本でミステリー小説を発表し、この2年という短期間でミリオンセラーを達成し、全世界の話題になっています。彼は「電子書籍を無名でも100万部売る方法」というkindle本も、自ら書き下ろしています。

これって、80年代にアップルのマッキントッシュが発売されたとき、多くのパブリックドメインソフト(通称PDF:著作権を放棄した上で配布されるソフトウェア)によってマッキントッシュパソコンの普及が支えられたことと同じような環境なのではないかと思うのです。

つい最近には、iPhoneアプリやAndroidアプリも、無名の開発者や会社が続々とヒットアプリを出しています。これがあるから、アプリを探したくなる、試したくなる、やりたくなる・・・。

日本でも始まった今も、既にアマゾンにはそういった無名の作家が書いた「Kindle本」が数百冊以上ありますし、私の友人も「Windows Phone 8 応援ブック by 伊藤浩一」を早々とリリースしたので、私もすぐに出さねばと思っています笑。

これこそ「電子書籍デビュー」を飛び越して「電子書籍作家デビュー」。

最初にも触れた、電通総研の2013年予測「未知のフロンティアのテープを切って自分新記録を出す」という意味では、この「Kindle本:Kindleダイレクトパブリッシング」は、絶好のサービスなのではないでしょうか。

以上、2013年に注目するキーワード「(スマートフォン)タイゼン」「(タブレット)Microsoft Surface」「(ソーシャルメディア)Kindle本:Kindleダイレクトパブリッシング」、みなさんの予測はいかがでしょうか。


(参考資料)

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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