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クラウドセミナー「AIP CLOUD 3DAYS」交流会開催

2010/10/24 00:19
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土屋夏彦

radikoが有料で全国が聴けるようになり、いよいよ聴き逃しサービス「タイムフリー」も始まるかと思いきや、2016年になってしまいましたが、AMが在京3局も含め順次ワイドFM化を始め、TOKYOFMグループのi-dioもいよいよこの3月から始まるようで、今年の地殻変動はかなり大きいかも!
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Evernote CEO フィル・リービン氏からスクープニュースまで飛び出した… クラウドセミナー「AIP CLOUD 3DAYS」交流会開催


(写真:AIP CLOUD 3DAYS:)

通常は「放送と通信の地殻変動」というテーマでメディアの変化をレポートしているのだが、今回たまたま参加した会で、今年の大きな通信業界の話題でもある「クラウドコンピューティング」において、これからの動きが見逃せない場面に出くわしたのでレポートしてみたい。

高度IT人材アカデミー(AIP)(福岡市東区)の主催、株式会社産学連携機構九州(福岡市東区)と株式会社内田洋行(東京都中央区)の共催で、内田洋行「福岡 Customer Briefing Center 九州」と「アクロス福岡 国際会議場」で行われた「AIP CLOUD 3DAYS」(2010年10月2日〜4日)の登壇者への慰労を兼ねた交流会が、10月19日(火)都内で行われた。交流会には、セミナーで登壇された20名の方々に加え、主催者やこの人たちと話がしたいという人たちなど合わせて45名が集まった。(セミナー登壇者およびセミナーホームページは下記を参照)


(写真:AIP CLOUD 3DAYS会場)

AIP(Academy for advanced Infomation Technology Professionals)は、福岡IT戦略の柱の一つとして、これからの日本にあって「最高位のIT人材を戦略的に育成し、その人材や知の集約をもとに、IT活用の高度化と地域の活性化を促進する」ことを使命として、2003年に設立された「教育活動」を中心としたNPO法人。麻生渡・福岡県知事の元、国際競争力を持つIT人材の育成を福岡から発信しようという志で始まったそうだ。これまでも生産性の高い国産プログラミング言語「Ruby(ルビー)」を活用して、事業拡大を図る県内のIT関連企業のための「Rubyビジネス開発支援事業」などで実績を積んでいる。


(写真:AIP CLOUD 3DAYSの杉山氏)

そんな中、様々なIT技術を学ぶ側の横の連動である「コミュニティー作り」も強化しようということから、AIP事務局長であり、株式会社フライトシステムコンサルティング・取締役サービス事業部長の杉山隆志氏が、いま注目が集まる「クラウド」をキーワードに、世界レベルでの「クラウド」現象を題材に、セミナーを組み立てた。


(写真:交流会会場での歓談風景)

杉山氏は「日本でのクラウドブームは『技術寄り』の話題が多すぎる。日本ではクラウドについてもガラパゴス化(島国特有の閉鎖的な進化)しているのではないか。本来の「クラウド」は概念的なもので、その概念を理解せねば、技術だけを身につけても発展はない」と言う。

今回のセミナーでは、受講者同士のコミュニケーションが活発になる題材をいろいろ仕込んだという。例えば、3日間すべてを集めるといいことがあるという「セミナーパンフレット」。自分のものが1日目だけのことしか書かれていないので、ほかの人で2日目のものを持ってる人に見せてもらいたくなる・・・とか、登壇者も、福岡で有名な高校生「うめけん(@umeken)」こと梅崎健理さんにも登場してもらって、受講者にとっても身近なものにしたり、さらには、セミナーのオープニングは登壇者を紹介するオリジナルムービーで始めたりなど。


(写真:AIP CLOUD 3DAYS会場風景)

その甲斐もあって、有料(初日無料、2日目と3日目が有料。有料は1日のみが3000円、2日まとめて5000円)にも拘らず、372名(受講者は269名)の参加を記録した。AIP理事長の本田敬吉氏は「福岡にもITでできることはたくさんあることを確信した、これからも続けてセミナーを開催してゆきたい」と語った。


(写真:交流会での本田敬吉氏)

また、セミナーの登壇者でもあった世界的なクラウドサービス「Evernote」CEOのフィル・リービン(Phil Libin)氏は、交流会の席で「セミナーでは、シリコンバレーベンチャーから見た、ITおよび社会の変革の方向、そしてEvernoteを活用した新規ビジネスの可能性などを話したが、大変熱心に聴いて下って感激した。日本のこれからのクラウドサービスの発展に大いに期待したい」と語った。


(写真:交流会でセコイヤキャピタルからの増資について祝福を受けるEvernote CEO フィル・リービン氏)

そんな中、とんでもないスクープニュースがフィル氏自身の口から披露された。それがEvernote社がセコイアキャピタルから2000万ドル(約16億円)の出資調達に成功したとのニュースだった。米国が本拠地の会社のスクープニュースが日本から世界に発信されたのだ。交流会の会場は歓喜の渦が巻き起こった。会場である豚組六本木「しゃぶ庵」は、こういうビッグなニュースや驚くべき取り組みの会合の場として度々使われているのだそうだ。(「しゃぶ庵」を経営している株式会社グレイスの社長は、twitterを活用したマーケティング論の本を著している中村仁氏で、今回のセミナーにも株式会社KIZNAの代表取締役として登壇していた)


(写真:出資のニュースを報じるevernoteのホームページ)

クラウド業界の「歴史的なファイナンス話の初披露」にも立ち会えるなど、ちょっとお得な気分にもなれた「AIP CLOUD 3DAYS」交流会。AIP事務局長杉山氏によれば、この交流会の盛り上がりを受けて、来年も一風変わった、世間を驚かせるような切り口のITイベントを仕掛けていきたいと意欲満々だった。今後のAIPコミュニティーの活動に目が離せない。

■AIP CLOUD 3DAYS登壇者一覧(全40名)

(1日目)
佐々木正悟氏(心理学ジャーナリスト)
美崎栄一郎氏(ビジネスライター)
荒川 豊氏(九州大学 大学院システム情報科学研究院 助教)
小田 携氏(福岡ビズクリ道場 主宰)
橋本正徳氏(株式会社 ヌーラボ 代表取締役社長)

(2日目)
フィル・リービン氏(Evernote CEO)
小島英揮氏(Amazon Data Services Japan マーケティングマネージャー)
藤村厚夫氏(アイティメディア株式会社 代表取締役会長)
外村 仁氏(Evernote CFO エバーノート株式会社 会長)
林 信行氏(ITジャーナリスト)
山下哲也氏(株式会社 NTTドコモ スマートフォン事業推進室 アプリケーション企画担当部長)
平野洋一郎氏(インフォテリア株式会社 代表取締役社長)
森 俊英氏(グローバルブレインズ株式会社 代表取締役社長)
古川隆邦氏(グローバルブレインズ株式会社)
縣 俊貴氏(株式会社 ヌーラボ 取締役)
小林秀幹氏(株式会社 日立製作所 GazoPaプロジェクトリーダー)
迫田孝太氏(PocketBox LLP 代表)
新井俊一氏(株式会社 もぐら 取締役CTO)

(3日目)
松尾貴史氏(グーグル株式会社 デベロッパーアドボケイト)
樋渡啓祐氏(佐賀県武雄市長)
山田恭輔氏(武雄市政策部企画課 企画係長)
小松 政氏(武雄市政策部財政課 主任)
八子知礼氏(デロイトトーマツコンサルティング株式会社 パートナー)
神尾 寿氏(ITジャーナリスト)
井上 仁氏(九州大学情報基盤研究開発センター 講師)
長谷川秀樹氏(株式会社 東急ハンズ IT物流部長 兼 通販事業部長)
中村 仁氏(株式会社 Kizna 代表取締役)
石原明彦氏(ワイアード株式会社 代表取締役)
恩田フランシス英樹氏(フォーカルポイントコンピュータ株式会社 代表取締役)
宮田正秀氏(株式会社 関心空間 代表取締役社長)
栗原傑享氏(株式会社 グルージェント 代表取締役社長)
荒川 傑氏(株式会社 グルージェント)
奥村大輔氏(株式会社 アンビション 経営戦略部 部長)
鈴木啓介氏(株式会社 アンビション 経営戦略部)
宮腰貴志氏(株式会社 アンビション 経営戦略部)
荒井康宏氏(クラウド利用促進機構(CUPA) 代表理事)
竹下康平氏(クラウド利用促進機構(CUPA) 理事)
河野省二氏(株式会社 ディアイティ セキュリティサービス副事業部長)
杉山隆志氏(株式会社 フライトシステムコンサルティング 取締役サービス事業部長)
梅崎健理氏(@umeken)
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(参考)

■AIPホームページ
■クラウド3デイズホームページ
■USTREAM AIPカフェ・アーカイブページ
■RBC長崎とJavacomm長崎の合同イベント、『JR Nagasaki』を開催します!
■Evernote 2000万ドルを調達

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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