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寡占状態がさらに進む米国の携帯オーディオプレーヤー市場

2006/08/22 06:46
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中島聡

Microsoftでチーフアーキテクトを務めた経験を持つUIEvolution CEOの中島聡氏が、「Web 2.0」と呼ばれる新しいネット時代のサービスのあり方や、ライフスタイルの変化について考察します。
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 今日のWall Street Journalに、ScanDiskがiPodの倍(8GB)の容量を持つ携帯オーディオプレーヤーを$249.99で発売するとのニュースが載っていたが、興味深いのはその記事に紹介されている米国での各メーカーのシェアの推移。Appleが約75%のマーケットシェアを持っていることは既に知っていたが、それに続く3社がSanDisk、Creative Labs、Samsungであり、Sonyなどの日本メーカーはベスト4に一社も入っていないことは知らなかった。

 この記事で何よりも興味深いのが、2位以下でも寡占化が進んでいること。2005年に3.1%のマーケットシェアを持っていたScanDiskが2006年には9.7%までシェアを伸ばしたのだが、その伸びのほとんどは5位以下の「その他」のメーカーから奪う形(トータルで14.6%から7.9%に減少)になっていること。つまり、上位4社で市場の92%を独占していることになる。

 AppleがiTunes/iTMSとファッションで差別化で市場の大半を支配しつづけても、Flashメモリーの調達力のあるScanDiskが値段という差別化力で三位以下を抑えてシェアをさらに伸ばす、というのがScanDiskの描くシナリオである。

 現在の状況ですら、日本メーカーにはかなり厳しいのに、今年のクリスマス商戦にはMicrosoftが「iPodキラー」で殴りこみをかけると予想されており、このままだと日本メーカーが米国の市場から一掃されてりまう可能性も十分にある。

 ちなみに、参考までに日本でのシェアを調べてみると、Sonyのシェアが1年ぶりにシェア20%奪還(BCNランキング)とある。この20%という数字をどう取るかは微妙なところだが、一時はWalkmanで世界を席巻した「世界のSony」が、まずはお膝元の日本で足場を固めなければならない状態に陥るとは一体誰が予測できたであろう。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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