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GoogleとMySpaceの提携、これで「Web2.0もビジネスになる」と結論付けるのは早急すぎるか?

2006/08/08 23:55
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中島聡

Microsoftでチーフアーキテクトを務めた経験を持つUIEvolution CEOの中島聡氏が、「Web 2.0」と呼ばれる新しいネット時代のサービスのあり方や、ライフスタイルの変化について考察します。
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 昨日アナウンスされた、GoogleのMySpace向けの検索・広告サービスの提供のニュース。これだけだとピンと来ない人も多いだろうから、過去の関連する記事を幾つかピックアップしておく。

MySpaceをめぐり、グーグル、ヤフー、マイクロソフトが三つどもえの戦いへ
マードック氏率いる米News社が「MySpace.com」を買収
米SNS最大手のMySpace、Yahoo!やGoogleを抜いて米国一のサイトに
Facebook: $750mil買収オファー蹴り、$25mil資金調達

 そもそもMySpaceのページビュー辺りのレベニュー(売り上げ)がGoogle、Yahoo!と比べて遥かに低いことは以前から注目を集めていた。「やはりSNSは金にならない」という意見も出ていたようだが、やはりこの手の『不均衡状態』は競争原理さえちゃんと働いていれば解消されるという資本主義経済の原則はここでもちゃんと働いたようだ。

 それにしても、GoogleがMySpaceに対して払う額(2007年から2010年にかけて$900M=約1000億円)は破格である。これでNews CorpがMySpaceの買収に使った$580M(600億円強)が無駄ではなかったことを証明できただけでなく、「広告スペースを売る」ことに長けたメディア会社が真剣に取り組めばWeb2.0的なビジネスからもきちんと収入を上げられることを証明したことは価値がある。

 こうなると一度$750Mの買収オファーを蹴ったFacebookにそれをさらに上回るオファーがもたらされる可能性も十分にあるし、赤字垂れ流しのYouTubeにも巨額な広告収入のチャンスが訪れるかも知れない。

 しかし、このニュース一つで「やはりWeb2.0もビジネスになる」と結論付けるのはまだ少し早急かも知れない。これがインターネットバブル2.0であることを指摘する人たちはたくさんいるし、下手に動けば「最後のババを掴まされる」可能性も十分にある。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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