20台後半から30台まで、長らく情報産業に育てていただきました。その後、クールJapan、地球温暖化、再生可能エネルギー、地方創生とたどり、改めて、Super Cityはじめとした、社会のDXの問題に戻ってきた感があります。しばらくお休みしていましたが、また改めて、自分が感じるDXの諸相についてご紹介させていただければ。
最近、「消費インテリジェンス」という議論を、抱き起こそうという動きがあります。その動きについて、少し書いてみようかと。。 1.価格決定力の回復 今の日本の産業界は、グローバルな市場における価格決定力...
3.再生可能エネルギーのこれからについて 固定価格買取制度の導入は、日本の再生可能エネルギー拡大の起爆剤となるだろう。だが、前編で見たとおり、適切な価格を付けるだけでは不十分な面がある。その未来を...
7月1日に、再生可能エネルギーの固定価格買取制度が施行できた。これまでも色々な行政職務を経験させていただいたが、この法律の施行は、かなり難産だった仕事の一つである。 まだまだこれからが勝...
1.ショッピングモールという風景 原研哉さんの「日本のデザイン」を読んでいて、あるショッピングモールの風景を思い出しました。 インドのDFLというモールに行った時のこと。この...
(前編から続く。) まずは、今現在の中国について、みてみよう。 中国は大きい。普通に考えれば、とても、単一の国民国家として成り立つのは不可能とさえ思える規模だ。例えば、日本とシンガ...
本書は、康生という男の物語である。 「龍」は毛沢東を指し、「かぎ爪(Claw)」は「警官」、「醜い手」などを指す。 たった二冊の文庫本(http://amzn.to/GZytFu)なのだが、ひどく読み疲れ...
3.遺伝子のスイッチを入れる (1)欠けているのは長期のファイナンス - これまでの流れとは非連続な動きを事業化(非営利を含む)する仕組み。 今、時代が求め...
経済成長を信じるか、信じないか。最近は、エネルギー政策における経済成長率の前提の議論一つとっても、意見の対立が激しい。成長ということにリアリテイを感じる世代・グループと、そこに忌避感や反感...
3.処方箋 (1)全審議会をニコ動で放映せよ さりとて、実際には、東さんは、そんなに難しい処方箋を提示しているわけではない。 「政府のあらゆる審議会や検討のオケージ...
東浩紀さんの新著、「一般意志2.0」が出た。環境管理型権力と言っていた頃(ISEDという勉強会の頃)と比べ、随分、議論がブラッシュアップされた印象だ。しかも、平易に書くことにすごく集中している。専...
S.Jobsについて。 Time、Newsweek、様々な媒体が、個性ある取り上げ方をしている。しかし、これだけ多くの媒体に取り上げられてなお、共通するキーワードがあるのが印象的だ。そのキーワードは、「創造」。ち...
経済学に興味があるという甥っ子のために買ってみたはずの、「高校生からわかる資本論」(池上彰著)。実は自分が填まってしまいました(苦笑)。 何より、今から約100年ちょっと前にかかれたは...
カタルーニャ国際賞授賞式における村上春樹講演を読んだ。とても良い講演だと思った。 こういうスピーチを通じて、色々な人が、色々な意見を語り合うことこそ、普段、押し黙ることを美徳としがちな日本人にと...
4.しかし簡単ではないアフリカ経済 こうした、まさに本格的離陸期に突入したアフリカ経済だが、他方で、抱える問題は、あまりに大きく、かつ悲しい。その基本的な問題は、増え続ける人口と、それ...
アフリカに行ってきた。今年12月に南アで開かれるCOP17に備え、様々な準備を行うのが訪問の直接の目的だった。しかし、このプロセスを通じて、むしろ、アフリカ経済の可能性の大きさを感じるにようになった。...