たいそう売れているとのこと。自分の場合、喋りに一方的な語りが
なるほどな本である。
1.雑談の基本原理
◇ 「雑談=中身のない無駄話」は正解ですが、「雑談=必要の無い話」は大きな間違い。雑談は、「中身がない」からこそ、する意味があるのです
というと??
◇ 雑談とは、その場にいる人たちと同じ空気を共有するため、場の空気を作るために雑談があるのです。
話してる中身に意味がないことは、どうでもよくって、明るく話してる空気感に意味がある…
そういや、コミュニケーションには必ず意味が無きゃいけないって、無いですよね。むしろ挨拶+α。僕も良く、社内ですれ違う知り合いと声を掛け合いますが、あれ、気持ちいいですよね。何より、つながってるっていう実感持てるし。逆に、上手に喋れずに黙ってすれ違うと、それだけで何か、人間関係が悪くなりそうな気がする。
そこで、一声明るく喋れる人って、確かに、居てくれるとありがたいし、相手がそうだと、嬉しいですよね。
◇ 雑談には結論があってはいけない…
うわあ、痛いなあ(-。-;) こりゃ名言だ。。
もう少し解説的なところを。
◇ 対して男性というのは、雑談をしていてもある程度の段階で、何故か締めにかかってしまう傾向が強いのです。一般論を持ち出したり、あるいは、その問題の要点をまとめて「つまりさ、こういうことだよね。」と。するとその話題はそこで終わりになります。なぜなら結論が出てしまうから。
確かに、自分は、ついつい、結論や自分が正しいと思う
実は、自分、大人数の飲み会、結構苦手なんです。その原因の一つも、この辺にあるのかも。。だって、結論押しつけるような話をすれば、むろん座がしらけるし。雑談の持ちネタ少ないまま、人の話になろうとすると、今度は、すぐ人の持ちネタに結論出しに行っちゃうという、最悪の展開が待ってるし。。
でもどうすれば、、、
- 無理に話をまとめようとしない。
- 抽象的、一般的な結論を出さない。
- 落ちを作らずに、ズルズル引き伸ばしていく。結論に至る前に、
いやあ、言われればその通りと思いますが、実行は自分の場合ホントに難しい。よほど「結論大好き」病なんですね。(-。-;)
ということが、だんだんよく分かってきました。
◇ 雑談がうまいのと話が上手なのとは全然別。結論はいらないけど、
そうそう、これも大事ですよね。確かに~
◇ 雑談では、肯定と同意が基本。質問で切り返す。「自分が2、相手が
自分の場合、気がつくと、いつも、「自分が9、相手が1」にな
2.雑談の処世術
◇ 喫茶店には、お茶を飲む場所という大義名分がある。だから「話は
雑談する場所って、大事なんですね。確かに、喫茶店とか、井戸端とか。
そうそう、一番良いのは、喫煙室かもしれませんね。あそこのコミュニケーションが豊かなのは、こういうことなのかもしれません。
◇一問一答は、拒絶と同じ。一問二答が返しの基本。
またキタよ~。難しい話。でも確かに、「スポーツやってるの!?」→「やってません」。じゃ会話止ま
しかし、この台詞、よく考えてみると、案外、深いかも…
◇ 自意識のハードルを下げると、雑談するのも楽になる
ほんとそうですね。「結論をいちいち喋らないと気が済まない」のは単なる自己顕示欲だし、相手にこんな話して良いんだろうか・・・って思うのも、逆に、自分のプライドや自意識過剰が引き起こすんでしょうからね。。雑談力って、その人の人間力そのものなんですね。
◇ 困ったら「アメちゃん」。自分のコミュニケーションツールを持て
僕の場合、「アメちゃん」はもってないけど、そう言えば最近、送電線話を結構重宝してるかもしれません。だって、ほとんどの人にとってどうでもいい話ですよね。送電線。でもそのおかげで、話に結論がないから、無駄に続けられるし。あれは、数少ない自分の得意雑談ネタだったのかな。
送電線フェチになって良かった・・・ かな? (苦笑
- 面接の雑談で、柔軟性と切り替え能力がためされる。
- ニュートラルな人は雑談がうまい。
- 組織での評価も人望も、つまるところ無駄話ができるかどうか…
だんだん、真に迫ってくるなあ…最後の点も、つまり上下の立場や、部署の違いなどを超えて雑談できるって、その人のネットワーク力そのものですもんね。
◇ 「また行きたい」と思わせるのは、料理より、雑談のうまい店。
案外、そうかも(^_^)
◇ 社長の仕事は、雑談と決断
うーん(*_*)。けだし名言…m(._.)m そうですね。逆に言えば、雑談してるだけで決断できるのが、社長の度量ってやつかもしれませんね。
そういえば、そうそう、久々にこの間、菜根譚を読んでたらこんなことが書いてありました。。
◇ 徳は量にしたがって進み、量は識によって長ず。故にその徳を厚く
人格を高めたいなら度量を大きくし、度量を大きくしたいなら、見
3.雑談を巡る結論
◇ 「課長バカ一代」に学ぶ、バカ話の心地よいテンポ
斎藤先生、漫画まで、手広くよく読んでらっしゃるんですね。流石です。
っていうのが結論じゃなくて。。
◇ どんな人でも、人は話したがつている。
そうですよね。。僕の場合、ほんと、その気持ち無視してますよね。こうやって、人生、これまでどれだけの一期一会を無駄にしてきたのかな。。。
◇ 雑談でつながりを確認する
そうなんでしょう。まずは自分の居場所を確保する。安定させる。それはどんな人にも必要なことだと思います。そんな時に、もし、それが上手く出来ない人が居たら、雑談を通じて「橋を架けてあげる」のは、多数派の人、上司の人、そういう側の責任なのかもしれません。
◇ 雑談力は、雑草力。厳しい時代を「生
いまや、企業、行政、NPO、学校、メデイア、どれをとっても自分達の組織だけでは仕事が完結しない時代。そういう事態だからこそ、つながり力は、そのまま仕事力にも、いや、まさに「生き抜く力」そのものにつながる。
雑談=厳しい時代を「生き抜く力」。参りました。おっしゃる通りです。
というわけで、自分は、この本から、雑談と会話を区別して、雑談力自体を磨く
実は、その後、飲み会や食事会でも、気になって気になって。できるだけ結論出さないように気をつけてるんですけれど、結局、喋っちゃってるんですよね。結論・・・。 人間、簡単には変われませんね。
ちなみに、この本、読後に清涼感が残る感じがします。これも、筆者の雑談