お使いのブラウザは最新版ではありません。最新のブラウザでご覧ください。

CNET Japan ブログ

ソーシャルネットワークによって働き方が変わる?

2011/10/19 18:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

プロフィール

村井亮

エンタプライズソーシャルからLINEやアップルウォッチなどのウェアラブルまであらゆるテクノロジーは表舞台の裏側、『楽屋』から始まっている。楽屋では色々な情報が飛び交い、その楽屋でしか体験できない物語がある。IT業界の日常にある出来事を、自由に感覚的に書き綴っていきたい。
ブログ管理

最近のエントリー

さて、今回は、世界中で起きている”ある革命”について、書いてみたいと思います。現在、企業はパラダイムシフトという避けることのできない「うねり」に巻き込まれ、生き残りの時代に突入しています。


パラダイムシフト2.bmp


スマートフォン、電子書籍、SNS、グーグルテレビ、スカイプなど新しいテクノロジーとともに変革の波が半年や1年単位で次々と押し寄せ、企業は未だかつてない大波が押し寄せるために、瞬発的に舵取りすることが迫られています。そして”異業種格闘技競争”も世界のあちこちで勃発。例えば、CDと音楽ダウンロード業界など以前であれば業種の異なった企業が、異なったルールで同じ顧客を奪い合うという図式です。
それらに対抗するために今、企業は総力を結集し、この激変の時代に対応していく事が求められています。社内SNSでも、部署間や地域や肩書によって分断されてきた社員が、SNS上で集まり力を結集し、一つの神経回路のような働きをするコミュニケーションツールとして活用されています。


Demographics2.bmp


Source: VINCOS BLOG
Top 3 Social Networking Sites (June 2011)
http://www.vincos.it/world-map-of-social-networks/


それと同時に、世界中でソーシャルメディア革命も起きています。日本においては5人に1人がソーシャルテクノロジーを利用し、さまざまな問題をSNS上で解決していると言われています。ヨーロッパではfacebook, Linkedin, Xingなどのソーシャルテクノロジーのプレイヤーが盛り上がっており、今まさにSNSはコンシューマユースからビジネスユースへとシフトしています。Reid Hoffmanが2003年5月にカリフォルニア州で立ち上げ、2011年5月に株式上場を果たしたLinkedinはスペシャリストの募集などビジネスマッチングで使われています。プロフィールなどもかなり細かなところまで記載でき、採用活動で使われています。SNS内のグループへの人材の募集掲載も数万円ででき、掲載した直後から世界中の優秀な人材の応募もあり、手数料を払わず直接スカウトもできることから非常に注目を集めています。日本にローカライズされ、上陸し、拡大していった場合、手数料が転職を仲介する人の年収の30%~35%といった人材紹介ビジネスのビジネスモデルが崩壊する可能性もあります。一方、Lars Hinrichsが開始したドイツ、ハンブルグに本拠を置くXINGも求人やキャリア形成などの特徴を持ったビジネスプロフェッショナル向けソーシャルネットワークでヨーロッパで根強い人気を誇っています。特にリーマンショック以降の不況はLinkedin, Xingなどにとっては追い風になっているようです。そしてGoogle+においてもビジネスイクスペリエンスを経験してもらうため、プロダクトマネージャーのChristian Oestlienが年内のビジネス用途でのリリースを準備していることを語っています。(Mashable/ Google to Businesses:  http://mashable.com/2011/07/06/google-plus-businesses )


ビジネスシフト2.bmp


今後はソーシャルテクノロジーを駆使している企業とそうでない企業は5年後、10年後大きな明暗が訪れることになるでしょう。1856に設立されたグローバルファッションブランド、BURBERRYのCEO、Angela Ahrendtsさんも企業のCEO達に向け「ソーシャルエンタプライズを取り入れ、自分のブランドに接する全ての顧客とコネクトしなければ、あなたのビジネスモデルが5年後どうなっているかわからない」と発言しています。そして顧客が、どの機器でも、どこからアクセスしても、いつアクセスしても、どのようなアクセスの仕方をしても同じ文化を体験ができることが重要であると述べています。


ネットリタラシー2.bmp


そんな折、弊社の新商品のBeat Shuffleをつい最近リリースしました。実は、この製品は完全にスクラッチから作られ、私はこの新製品の完成を約二年(構想を含めると三年間)待ち続けていました。(SNS自体をスクラッチから作るのはこれで5回目くらいになります)
 


元々、2003年に慶応大学のSFCインキュベーションビレッジの六本木ヒルズの4回目のイベントでソーシャルグラフの実験をして以来、ソーシャルテクノロジーという時流に乗って、数々のSNSを世に生み出して参りました。2004年には、世界で最初の社内SNSを発表し、企業内コミュニケーションのあり方を根本的に変えることができたのではないかと思っております。


それで、今回は率直にBeat Shuffleの舞台裏について綴ってみようかと思います。これは私が今まで長い間、ずっと想い描いていた事を可能にすることができる新製品で、近い将来に実現したい事が沢山つまった夢の”ジュークボックス”です。
 


私は元々、営業出身で、現在も現場の生の声を聞きたいので率先してお客様と接しています。そのため多くのニーズを直接聞く機会が多く、それを叶えたいと秘かに心に温めておりました。そのニーズを集約したものが今回の設計のベースとなっています。このBeat Shuffleには5つの特徴があり、先日のリリースには2つ含まれており、残りの3つは今後のロードマップとして発表しました。
 


1つ目はつぶやき機能やwiki機能、アンケート機能、Q&A機能、イイネ機能などがついた新型社内SNSで、UIも今迄と比較しても格段と使いやすくなりました。デザインのカラー変更もワンクリックで7パターン用意しています。(僕はその日の気分でカラーを使い分けてます。)


Beat Shuffle Image2.PNG


2つ目は今回のBeat Shuffleは「OSGi」(Open Services Gateway initiative)という家電などで使われる"組み込み系の技術"を取り入れたという事です。OSGiの強みは使い方によって自由に機能を接続できるという事や、未来のテクノロジーに転用できる設計だという点です。この技術を使う事で従来型では不可能だった多くの事が実現可能となりました。


OSGi2.PNG


3つ目はスマートフォン対応です。今後はいずれは固定電話はなくなり、スマートフォン間で人々が会話をする時代が来ると考えられています。4つ目は(来年発表予定)、弊社の社内SNSがソーシャルビジネスプラットフォーム化するという点です。今後は多くのSI企業がBeat Shuffleを独自にカスタマイズして販売したり、Beat Shuffle上にアプリケーションを載せる事で、独自のビジネスを展開することができます。勿論、自由度も格段と高くなります。


BeatShuffle3.bmp


最後はfacebookが10億人の人をつなげたように。1年以内に弊社のBeat Shuffle同士が連携できるようになります。つまり企業と企業をつなぐことが可能になります。これにより巨大なビジネス向けSNSが誕生します。この連携によって、企業は他の企業と一緒にプロジェクトを協業したり3.11のような震災時に共同で支援できるような仕組みを考えております。


company2.JPG



3.11を通じて、日本の将来や世界の動向を不安に思っている方も沢山いらっしゃると思いますが、ソーシャルテクノロジーのパワーを駆使して、新しい知恵を用いることによって、この激動の時代を乗り切り、新しい未来を創っていきたいと強く願っています。
 



  



Beat Shuffle掲載記事:
「Beat Com、社外とも情報共有が可能な社内SNSの新製品「Beat Shuffle」Internet Watch
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20110928_479953.html
「Beat Communication、各種機能をモジュール化した社内SNS Beat Shuffle」ベンチャーナウ
http://www.venturenow.jp/news/2011/10/12/1850_014903.html
 「Beat Communication、新しい社内SNSのプラットフォームBeat Shuffle発売」Web 担当者Forum
http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2011/10/12/11335
「Beat Communicationが社内SNSの新版~モジュール設計でカスタマイズが容易に」businessnetwork.jp
http://businessnetwork.jp/Detail/tabid/65/artid/1618/Default.aspx
 「Beat Com、社外とも情報共有が可能な社内SNSの新製品Beat Shuffle」 クラウドウォッチ
http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/20110928_479954.html
 「企業間SNSを開発」日経新聞
http://presidents.beat.co.jp/2011/09/post-50.html
 「社内SNSやソーシャルメディアを使って企業危機を克服せよ」CNET Japanの対談
http://japan.cnet.com/extra/beatcommunication_201003/story/0,3800103822,20409578,00.htm

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
運営事務局に問題を報告

最新ブログエントリー