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ルーツ

2003/10/15 16:24
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プロフィール

mori

マイクロソフトやマッキンゼーで情報通信分野の戦略立案に携わってきた森祐治さんが、通信・放送業界やエレクトロニクス産業に関連した時事的トピックスについて、アカデミックな視点から分析していきます(このブログの更新は2004年4月9日で終了しました。続きは<a href="http://japan.cnet.com/column/mori/">コラムによる連載</a>をご覧下さい)。
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あ、マズイ、もうパブリック・リリースされている!

ここ数日ダウン気味でほとんど生産的な活動ができなかっただけに、焦る。こんな焦り具合は、かなり無理をして積み上げたロジックの破綻がクライアント・トップへの報告会の寸前に発覚するほどではないものの、十二分にマズイ…

でも、こういうときに重要なのは、開き直りだ。ま、センスの良し悪しはともかく:

新装開店、森祐治のblogにようこそ

# なんだか94年とかに作ったウェブサイトのインデックス・ページみたいで恥ずかしいゾ。ましてやレッシグさんや梅田さんのblogと並ぶとなるとますます・・・

このblog、「情報経済」というタイトルが冠せられているが、発案者は編集長の山岸さん。実際、カバーしている領域を示すという点では十分だろう。でも、「情報経済」学の先生方に見つかるとヒドいことになるかもしれない…。まあ、アカデミック・ペーパーではないし、それらの世界と実世界とのインターフェースというポジションと位置付け、幅広めな議論の場として抽象的なタイトルを選んだということで、ご勘弁願うことにしよう

さて、せっかくの「新装開店」なので、僕のスタンスを示すためにも、僕のルーツともいえる部分の履歴を掲げることにしよう。というのも、よく「森さん、何でもやりますねぇ」とかいわれるが、むしろ僕の中ではかなり一直線にきていると思っているからだ

# もちろん脱線もあるけれど、基本的なスタンスは、ということで。ううむ、山岸編集長激写の顔写真、今ひとつだなぁ・・・

学部の学生のときは、雑誌やらテレビなどの企画や取材・構成を随分とやった。女性誌にコラムを書いていて、そのままその世界に残ろうかと考えたこともあったけれど、卒業時に、結局、通信の世界に飛び込むことにした。というのも、マスメディアの制作現場から眺めて、テクノロジーとしてのメディアは通信に吸収されてしまうと確信したからだ

レガシーの交換機アーキテクチャからパケット通信、料金制度から競争規制までの通信産業特有の仕組みまで、随分と勉強することができた。けれど、メディアと通信の収束ということを企むには巨大で封建的な日本企業では、目も眩むほどの長い時間を経なければいけないことに耐え切れず、逡巡した。が、結局、アカデミックな世界経由で最先端を目指すプランを立てて実行した。まずは、退社だ

そもそも、理系だけれど芸大受験という荒業もやってのけた(とはいえ、入ったのは理系でも芸大系でもじゃないけれど)人間なので、いわゆる3文字学部系のわかりやすい分類の学問よりも、なんだかわかんないような組み合わせのものに親近感があった。それもあって、学部でも専攻内容は、後から確信するに至った発想に先んじてメディアと通信の収束という、一種、文学部と工学部の統合再編性のような感覚があり、日本にはあまりなくて、方法論もなんでもありだけれど、ホットな領域いうことで、コミュニケーションという研究分野を選んでいた。ちょうど、ネグロポンテのMIT Media Labsが注目を浴び始めた頃だった

結局、恩師の計らいを得て、母校の大学院に戻った

そこで、認知社会心理学といったアプローチで双方性メディアの普及プロセス解明をテーマに決めて、アカデミックというルーツでは現在に至っている

マスメディアは、文化装置といわれ、「発言するもの」と「受け取るもの」の2極対置がよくなされる。だが、雑誌やテレビといった配信装置そのものは双方性ではないもの、産業プロセスでは企画編集製作から視聴率といったフィードバックのしくみまでを考慮すれば、明らかに双方向のネットワークによって成立してる産業だ。だから、典型的には電話といったわかりやすいものから、放送などのマスメディアまでを広く双方向性メディアとして捉え、その普及プロセスにおけるサービスやハード、コンテンツの提供者のダイナミクスまでを広く興味分野として捉えるようになった

そして、博士課程前期(修士)修了後に、念願かなって非常勤助手を経て留学奨学金で米国に渡ることになった

# いやいや、調べてみると勉強するためにお金を出してくれる人はたくさんいる。僕に留学の機会をくれた国際ロータリー財団には本当に感謝する

結局、進学を希望していたコミュニケーション研究博士課程は全米の学術研究大学院の中でも「最も競争が激しい」ということもあって、志望校からは「修士課程をもう一度やり直すのだったら入れてあげる」というつれない返事が帰ってきた。もうひとつMA(修士号)をとっても仕方がないなぁ、と思い、急遽、通信・メディア領域のMBA(今日本で流行になったMOTですな)に留学することになった

MBAのキャンパスはサンフランシスコの中心地にあった。これが幸いしてインターネットとそのビジネスの初期段階に直に触れる機会を得ることができた。と、同時に今まではあまり興味のなかった「ビジネス」という視点からも、通信やメディアを捉えることができるようになった…

まあ、こんなところだ

このあとは、東海岸のメディア系では有名な大学の博士課程にもぐりこむことに成功し、そこでネットでの情報発信やらベンチャー設立なんてことを経験した。「30までには博士号」と心の中で決めていた計画は、今現在の二つ目の博士課程でようやく博士論文を執筆しなおすまでは休眠するに至り、活動の本拠も、レドモントを経て、再び東京に移ったが、ある意味での最先端に到達することには成功できたのだと思う

むしろ、今は、その先端にいることをいかに維持するか=常に異なる世界に接することが重要になってきている

今後、今準備している博士論文などにまつわる話題なども絡めながら、上記のような経験から確立できたスタンスで、メディアや通信、IT関連、そして経営などについてのトピックを見ていきたいと思う

みなさんからのコメントやトラックバックを経たディスカッションを楽しみにしている

# 自宅近所のコーヒーショップにて(Sigmarion3から自宅PCにリモートデスクトップ接続でアップロード)

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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