早速月曜日は連載の危機に陥ってしまった
さて、スマートモブスだが、できれば今日、ご報告しようと思っていたのだが、積読状態の書籍とHDDレコーダ2台に撮り貯めておいた映画がいっぱいになりつつあったので、ほとんど「時計仕掛けのオレンジ」の強制プログラムよろしく、ソファに座って本を読むか映画を見ているかのどちらかで週末を過ごしてしまった。というわけで、まだ半分程度しか読み終わっていないので、報告はちょっと先にしよう
さて、週末、読書&映画責めの合間に行ったスポーツジムからの帰りにふと思ったことが、新しく発表された作品や製品などの情報を確実に入手する仕組みはありそうでないということだ
もちろん、プロモーションなどによって公開されている情報を耳にすることはある
そして、blogやRSSがフィードされているサイトからの情報でかなりのことはPCの前に座って知ることができるのだが、それでも全てというわけにはいかない。特に図書関連や雑誌、論文ともなると、ある程度の時間が立たないとわからないものだ
もし、予めわかるものであれば、たとえば「スマートモブス」は購入しなかったかもしれないし、購入する本自体のボリュームが減るのかもしれない
# そいや、リーダースダイジェストってどこに行ったのだろうか?
マニュアルで、せいぜいがマクロで、インターネットを徘徊できるようになった今は、「本当にほしいものまでを絞り込む程度には不充分な情報しかない」とか、「存在をそもそも知らないがために購入しない」ということはなくなり、むしろ利用者よりも、サプライヤにとってちょうどよい環境になっているのかもしれない
# インターネットは、やっぱり民主主義のメディアではなく、資本主義のメディアなのだなぁ
ま、そのあたりは10歩譲ったとして、できればやっぱり、ネットのようなインボルブを前提としたメディアではなく、テレビに代表されるような受動的なメディアでできたらもっと楽チンだろう。そんな「楽チンメディア」がもしあれば、僕もほしいと思う。もちろん、利用する機器はTVでなくも結構なのだが
メディアの集中排除は、思想などのコントロールがメディアであれば可能であるという前提の下になされたものである、しかし、同意を得た上でのメディアへの囲い込まれるのは、一種の快感になろうとしている。もちろん、「同意」といっても、果たしてそれが何に対して同意をするかがわからないようでは問題ではあるのだが・・・
今後、デジタル放送の番組と同時に配信される「メタデータ」を元に各種情報をスクラップし、複数の番組のコーナーをピックアップするなどして、一種の映像版カスタム雑誌にしてしまう「メタデータサーバ放送」がブロードバンドとの組み合わせで実現していくだろう。これは、利用者の思考という切り口で情報を整理してくれるわけだから、パッケージャではなく、エージェントということになるので、喜ばしくはある
# まあ、言ってみれば、ソニーのCoCoonの進化版。しかして、そのとき広告はどうなる! きっと、OvertureやGoogleのワードアドライクなものになっていくのだろうな
いずれにしても、そんなエージェントはいつ頃僕らにとってなくてはならない存在になるのであろうか