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地上波デジタルって

2003/08/25 13:07
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mori

マイクロソフトやマッキンゼーで情報通信分野の戦略立案に携わってきた森祐治さんが、通信・放送業界やエレクトロニクス産業に関連した時事的トピックスについて、アカデミックな視点から分析していきます(このブログの更新は2004年4月9日で終了しました。続きは<a href="http://japan.cnet.com/column/mori/">コラムによる連載</a>をご覧下さい)。
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昨日から再開した(といっても、元も大したことがなかったんだけれど)blogですが、引き続き逃避で文章を打ってみることにした(以下、ほとんどメモ書きであることをご承知ください)

今、引き受けている、というよりも、今日が締め切りの原稿がデジタル放送に関するもの。あんまり現場に寄り過ぎない程度で、産業としての動向についての分析がほしいということで依頼されたもの。

しかし、ある意味、B-PONと呼ばれる波長やプロトコル多重を用いれば光ファイバー上では十分に現在の放送や映画事業者の神経を逆なでしない方法で映像が配信できる技術が現実味を持ったことを知って以来、あまり萌えないんですよね、このテーマ

具体的には、スカパー系のオプティキャストなどが出てきて、FTTH上での地上波デジタル再送信は必然となりつつあります。もちろん、これを実現するためにNTT、NHKともに暗躍している。それにその周囲も皆認識しているにもかかわらず、周辺的な問題が処理できないために動けなくなっている民放やら新聞社などへの配慮のために明らかになっていませんが・・・

一方、利用者に眼を向けてみると

我が家もBFlet's(ただし、マンション)なのですが、スループットで35MBPSを活かしたアプリは(違法性の高いファイル交換系や速度チェックツール以外には)ありません。この事実を(2σより向こう側にいる)early-adoptor以降の採用者が知ることになれば、ばかばかしくてFTTHを導入する意向はなくなってしまう可能性は高いですね。

キラーアプリさえあれば!と、勘違いした意見を言う方も多いでが、それは間違い。仮にプレマーケティングサーベイなどを通じて綿密に設計されたキラーアプリができたとしても、その導入可能基盤や経験可能機会が十二分になければ、そもそもキラーアプリとして認識されることなく消えていく可能性が高い。そもそもパーソナルメディアであるブロードバンドでは、セグメントごとにかなり「キラー」である特質が異なるために、NetscapeNavigatorのような(httpプロトコルとwebサーバーによって構成される)プラットフォーム環境のクライアントくらい自由度がないとキラーといえるものはとても出てきそうにはないのではないかな

で、どうしろと?

つまるところ、分かりやすいのは放送と電話とネットの3身一体なのではないでしょうか。Yahoo!BB的な展開ですけれど、あれはいいところをついていると思います。ただ、BBケーブルについていえば、地上波の再送信が当面は無理そうとか、文化庁が放送と認めていないとか、いろいろと課題は多いです。が、(Yahoo!BBならずとも)それらを解決できてしまえば、つまるところパーフェクトな放送と通信の融合が実現し、FTTHなどのブロードバンドと地上波デジタルにも存在意義が生じてこうというもの

さて、そこで今後どんな戦略がメディア産業には必要となってくるのか?

これこそが今書いている原稿の「キモ」なんですが、それはまた後日・・・

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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