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南米のモバイルサービス

2008/09/24 11:09
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プロフィール

宮田拓弥

携帯電話向けアプリケーションの業界で、常に新しい製品・サービスを模索・開発してきた宮田拓弥氏(ジェイマジック株式会社代表取締役社長)が「ケータイ用アプリの未来」について考えていきます。
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 BRICSの一角、「ブラジルは最近すごい!」といろいろと耳にするものの、地球の裏側の南米とは残念ながらこれまで全く接点がありませんでした。

そんな中、今週月曜日に、たまたま南米のモバイルサービスに関するセミナーに参加する機会があり、実際に現地の方と情報交換する機会がありました。

参加したのは、Mobile Mondayというイベント。私も以前プレゼンをしたことが一度あります。

話を聞いたのは、アルゼンチンのブエノスアイレスから来た homenajearという会社。モバイルの制作会社で、キャリアやCPなど向けにモバイルコンテンツを制作しているということ。

まず、市場のサイズで言うと、アルゼンチン全体で2007年のモバイルユーザが3600万人(人口4000万人だから普及率はそれなり)。ブラジルが1億人、メキシコが6000万人。中国の4億とかいう数字とと比べてしまうとそれほど大きくはないような気がしてしまいますが、アルゼンチンの人は市場を南米全体ととらえているらしく、そうすると2億人とかそれなりの数字になりそうですね。。

ネットワークの状況はと言うと、去年3Gが始まったものの普及率はまだ0.4%と低く、ほとんどがGSMという状況ということ。これは南米全体で同じような状況だという。homenajearが請け負うコンテンツ制作も、着メロや壁紙などがやはりまだ主流でそんなに凝ったものは出てきていないみたいです。やはりアルゼンチンということで、ボカとかリバープレートなどのサッカーチームのコンテンツも人気だとか。Javaゲームも一部始まっていて、彼らが手がけている雑誌プレイボーイのコンテンツはかなり人気らしい(さすが南米という感じの機能付きでした(笑))。

一つ、おもしろかったのは、中国でも普及している「Bluetooth マーケティング」がかなり広がっているという話。

中国同様、ほとんどの携帯電話でBluetoothが使えるので、駅、デジタルサイネージ、イベント会場など様々な所にアンテナを立てて、ローカル情報を配信するのが普及しているとか。ブエノスアイレスで今年開かれたテニスとのイベントでのBabolatのキャンペーンでは、Tシャツの割引クーポンが、Bluetooth経由で10,000人がダウンロードされたそうです。中国以外で聞いたことがなかったのですが、Nokiaの端末とかはちゃんとBluetooth実装しているので、Nokiaのシェアが高い地域では日本のおさいふケータイのノリでリアル接点として広がっていくのかもしれませんね。

あと南米でケータイSNSがはやっていると小耳にはさんだので、「SNSの状況はどう?」と聞くと、「Facebook, Myspaceだよ」と即答。検索も含めてソーシャル系のサービスなどは、基本アメリカ発のサービスをそのまま受け入れているみたいです。あんまりローカル初のサービスはないのでしょうか?homenajearから来ていたDiegoというマネージャーと話をしてみて、まだ通信インフラが貧弱で通信費も高いので、新しいサービスがどんどん生まれるというよりは、海外にあるいいものを輸入しながらじわじわ伸びているという感じのようでした。

とはいえ、中国も日本で話を聞くのと、実際行ってみると全然違って見えたので、百聞は一見にしかず。一度行ってみたいですね。地球の裏側。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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