結構独自性のある端末を発表したりして注目されていたHelioがVirgin Mobileに買収されちゃいました。確か去年SK Telecomが100M単位の追加出資をしたばかりなのですが、たった$39Mでの終幕です。
Helioの最終的な加入者数は17万人。同じく昨年倒産したMVNOのAmp'dも20万人くらい。数十万でも獲得は大変なことだと思いますが、やはり100万単位でないと継続は厳しいということですね。Virginが500万人くらいですから桁が違います。
やはりMVNOというビジネスモデルは難しいということなのでしょうか?
USで最大のVirgin Mobileのビジネスも順風満帆ではないようです。
MVNOはMNOに比べれば遥かなにエントリーバリアが低いというのが当初期待された点ですが、価格面でもサービス面でのなかなか差別化に苦しんでいるみたいですね。
日本でもDisneyがMVNOを始めていますが、自分の周りでDisneyケータイを持っている人を見かけたことはありません。
こういう状況を改めて見ると、インターネットの世界のビッグプレイヤー、GoogleやAppleの戦い方が妥当なのかなという気もしてきます(細かく言えば、Googleは通信免許の入札に参加していたり、Appleもキャリアに口出したりしてますが)。あれだけ端末で儲かっているNOKIAもMVNOやるっていう話を聞いたことないし。
個人的には、MVNOっていうビジネスモデルにはとって希望を抱いていいて、小さな資本でも独自性のある通信サービスができる!、なんて思ってたんですけどね。
キーボードが二軸でスライドするOceanとか結構格好いい端末だっただけに残念です。