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ソフトバンク向けウィジェットが世界への入り口となるか?

2008/04/26 20:30
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宮田拓弥

携帯電話向けアプリケーションの業界で、常に新しい製品・サービスを模索・開発してきた宮田拓弥氏(ジェイマジック株式会社代表取締役社長)が「ケータイ用アプリの未来」について考えていきます。
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昨日の「ソフトバンク・チャイナモバイル・ボーダフォンが携帯向け開発合弁会社設立」というニュースには、日本から世界のモバイル市場を見るという視点からいろいろな想像力をかきたてられるものがあります。

日・中・英の3つの携帯キャリアが、モバイル関連の新技術やアプリケーションを共同開発するJVを設立して、さまざまな端末プラットフォームやOSに対応した携帯向けのウィジェット用実行環境の開発に乗り出すということのようです。早ければ2009年後半にも開発が完了するとか。似たような取組はアジアのキャリアや欧米でも過去にも何度かあり、その度に大した成果なく終わってきているので、この取り組みも企画倒れになる可能性は大いにあると思います。とは言え、Androidなどの動きがある中でキャリアの真剣度も違うでしょうから、どんな展開になるかは楽しみです。

加入者数で世界一位(チャイナモバイル)と世界二位(ボーダフォン)のキャリアが組むということの意味は小さくありません。それだけでいきなり5億人のモバイルユーザにアクセスできることになりますから、単純にドコモ向けにiアプリを作る10倍!です。

技術的に進んでいるということで三番目のパートナーとして日本のキャリアが選ばれたといのはわからなくもないのですが、あえてシェアが一番小さいソフトバンクがであるというのが興味深いです。ボーダフォンから日本法人を買収したという過去の関係もあるのかもしれないですが、Yahoo!とかAribabaとか有力な関連会社との絡みも気になるところです。中国では圧倒的なシェアを持っているAribabaのAripayという決済システムで、課金の仕組みが共通化されるなんてのも計画にあるかもしません。

これが本当に意味のある取り組みになって、これらの3つのキャリアの端末すべてで共通のウィジェットが動くようになるのかはまだまだわかりませんが、日本のモバイルアプリケーションデベロッパーから見て、ソフトバンクが、チャイナモバイルやボーダフォンなど世界へのウィンドーになるとしたら、無視できない存在になるかもしれませんね。今はホワイトプランなど価格政策で勢いをつけているソフトバンクですが、次の一手を着実に売っているような気がします。

グローバル展開という意味では、iPhone SDKやAndroidでいろんなアプリを開発するモバイルアプリケーションデベロッパーも増えていると思いますが、この取り組みが新しい軸になるのか続報に期待したいです。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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