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WMC 2008 "Business model should be reinvented." Keynote session

2008/02/14 09:16
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宮田拓弥

携帯電話向けアプリケーションの業界で、常に新しい製品・サービスを模索・開発してきた宮田拓弥氏(ジェイマジック株式会社代表取締役社長)が「ケータイ用アプリの未来」について考えていきます。
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2/11にバルセロナで開幕したWorld Mobile Congressに遅ればせながら本日(2/13)から参加しています。モンジュイックの丘の上にある会場に到着して、チェックインの手続きをしてから、すぐにKeynote Speechへ。

題名は、"Over the top service"

GSMAのChairmanであるCraig Ehrlichのモデレートで、ソフトバンクの孫社長、Yahoo! のサービス部門のEVP Marco Boerries, そしてBlackberryで有名なRIMのCEO Jim Balsillieという面々がパネル。

YahooのOneConnectのデモも結構気に入りましたが、気合いが入っていて一番おもしろかったのは、孫さんの話。

キーメッセージは、2008年はいよいよ「高速(HSDPA)」「高処理能力(CPU)」「高画質(Display)」という三つの要素が揃うので、携帯電
話が「Internet Machine」になるというもの。要はいよいよ本当のインターネットブラウジングに耐えうる環境が整ってきたので「携帯インターネット」というインターネットとは異質ものではなくて、インターネットに接続する一つの選択肢として携帯が役割を担うよということ。

ソフトバンクが提供している音声定額を例に出して(これを持って、Skypeより先にFree Voiceをやっていたというのは少し言いすぎな気もしますが)、これからのキャリアは音声ARPUはなくなるものと思って、データや付加価値サービスで稼がないといけないよと。

一番盛り上がったのは、質問コーナー。

モデレータの方から、「題名の意味は、GoogleやFacebookなどのPC インターネットのtop service プロバイダーがいよいよ参入してきて厳しくなるであろう今後のキャリアのビジネスモデルは?ということ」という質問に対して、PCとモバイルの画面の大きさの違いを指摘して、PCの世界でGoogleなどが大きな収益を上げている広告はモバイルには不向きでるという点から "Business model sould be reinvented." という指摘をしていました。「それでは何が来るの?」という問いには明確な回答はなかったのですが、「PCと携帯の最大の違いは、すべてのユーザが現状でも利用料という形でキャリアにお金を払っているということ。この点は新しいビジネスモデルを考える際にとても重要」とだけコメントしていました。

モバイルインターネットでサービスのビジネスモデルを考える場合、これまでであれば有料課金モデルで、ようやく非公式サイトという考え方が浸透してきたもののその多くはPC同様の広告モデルに依存しています。一方で、ただでさえ情報の一覧性の悪い携帯の小さな画面にバナーなどが表示されているというのはPC以上に違和感があるのは事実なので、この辺はビジネスモデルという意味で「携帯ならでは」の発想が必要な部分なんでしょうね。いろいろと考えさせられます。

最後の締めくくりとして、半ば冗談ではあるが、上記の理由を引き合いに出して広告モデル主体のGoogleに対して、"the glory of google won't last 20 years. といって会場の喝采を浴びていました。

孫さん、英語プレゼンうまかったです。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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