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NokiaはGoogleのライバルになるのか?

2007/12/11 07:00
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宮田拓弥

携帯電話向けアプリケーションの業界で、常に新しい製品・サービスを模索・開発してきた宮田拓弥氏(ジェイマジック株式会社代表取締役社長)が「ケータイ用アプリの未来」について考えていきます。
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Gphoneで騒いでいたときはあくまで対岸の火事と思っていたのが、蓋を開けてみればAndroid, そしてOHA。

メディアはAndoroidについて書き立てているし、我々自身もいつのまにかAndroidでアプリ開発をしていたりする訳ですが、冷静に考えればGoogleはモバイルの分野においてはまだこれからの新参者な訳で、GoogleやOHAの対立軸は誰なんだろうと、ふと考えてみました。

Android関連報道ではほとんど名前すら挙がっていませんでしたが、携帯OSという意味ではSymbianが大きな存在であることは言うまでもありません。

Symbianは1998年設立の老舗で、2007年現在でスマートフォン市場の7割強を握っています。日本国内でも、今月ドコモが出した905iシリーズの半分はSymbian(残りはLinuxかな)で、端末メーカーやアプリベンダーの多くがSymbian対応に多くの投資をしていることからもその座はなかなかゆるぎないものに見えます。ただ、Symbianは、開発に組み込みの知識が必要、端末搭載にもアプリ開発にもライセンス費用が必要、などLinuxかつオープンソースのAndroidに乗り換えるモティベーションが存在するのも事実です。

このSymbianの筆頭株主で、50%弱のシェアを持っているのが、世界最大の携帯電話メーカーのNokiaです。

Nokiaは、日本ではいまだに影が薄いですが、世界規模で見るとシェア38.6%、年間出荷台数4億台強(2007年見込み)と、日本No.1のシャープと比較するとその差50倍以上と圧倒的な力を持っています。このNokiaが、単なる端末メーカーという立場から、「サービス」分野への進出に向けて、結構いろんな手を打ってるんですよね。

ノキア、メディア共有サイトの「Twango」を買収
ノキア、地図データサービスのNAVTEQを81億ドルで買収
ノキアとボーダフォン、ウェブサービスで提携

などなど。主に買収戦略でそのまんまGoogleのサービスの競合になる企業を傘下に収めています。

Nokiaのインターネットサービスプラットフォーム、Oviのコンセプト図を見ていると、サービスの世界においても影響力を持とうとしていることがクリアに見て取れます。

NokiaもOHAに参加するかもしれないなんていう記事もあるので、今後どんな展開を見せるのかは見ものですが、 モバイルインターネットの世界でハードの雄(Nokia)とサービスの雄(Google)が激突、なんていう構図になったら面白いんですけどね。

ハードメーカーがサービス分野に手を広げてレバレッジを試みる、というのは、古くはソニーが挫折をして、アップルが音楽分野で成功を収めつつあるという、ハードメーカーにとってのある種のパンドラの箱のようなものですが、モバイルインターネットの分野では誰が勝つんでしょう?

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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