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Time, Place, and Social Network - 行動が情報を変える

2009/10/08 16:59
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松村太郎

携帯電話の機能進化が進む中、アーリーアダプター層がどのように携帯電話を使いこなし、生活がどう変わっていっているのかについて、携帯電話と社会のあり方について研究するSFC研究所の松村太郎さんが紹介します。
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 先日のTwitter Night vol.3(#twn3)でライフスタイルセッションに登壇させて頂きました。久しぶりの方、始めてお会いした方など、たくさんの方々とお話しすることが出来て、楽しかったです。壇上で喋っていたことについて、自分で少し反芻しておこうかと思います。

 

Twitterで生活の何が変わったか?

 

Twitter Night #twn3 ライフスタイルセッションの最初のテーマでしたが、僕は生活の様々な可視化という意味合いでTwitter Codeを紹介しました。海外のサービスなどで自動的に作ってくれたり、もっと凝ったモノが作れるそうですが、ひとまず自作のものをお見せしました。

 

 ヒマナイヌのカワイさんが真っ先に「ライフスライスだ!」とおっしゃっていた通り、自分の情報発信がBlogや日記のおおよそ1日単位から分単位まで短縮されたメディアがTwitter。だからこそ、自分の生活が文字や写真、あるいは動画で可視化されるというか、アーカイブとして記録され、後で振り返ることが出来るようになっている。

 

 Twitter Codeを見ながら、サービスの使い分けや投稿行動を見て、BrightKiteは移動中、Tumblrは情報収集、密集はTwitter中継などの様子がわかり、ハッシュタグや当日のリアルなスケジュールを重ねてみると、もう少し詳しくわかるんじゃないか、というところまで来ています(それ以降の図を早く作らなければ)。

 

 ちなみに写真はAR三兄弟さんが、僕のカメラで接近して取ってくださいました。ちびまるこちゃんの「がーん」の感じで顔に縦線がいっぱい入ってます。きっとこの縦線1本ずつは、脳からTwitterへ情報が吸い出されていることを意味しているのでしょう。

 

 

情報の取得の方法が変わった

 

 もう1点、これはTwitterに限った話ではないのだが、情報の発見や取得の新しい方法が隠れているんじゃないか、という気づき。

 

 これまでウェブで多くの人は、知りたい情報があったときにGoogle等で検索して、欲しい知識をリストから発見する。例えばWikipediaやimdbなどの知識ベースのページにたどり着くためのゲートウエイとして検索エンジンを使っていることもあれば、Blogやニュースサイトなどで言及されている記事からコンテクストやその内容を知る。

 

 時々Social Learningの話をするときに、積み上げ式ではなく「パラシュート式情報取得」なんて言ったりしている。しかしTwitterによって得られる情報手段は、これとは全く違うモノだ。

 

 Twitterのタイムラインは、今流れていることが情報として手に入る。当たり前のことだけれども。これはTwitterそのものが持っている情報入手の特徴だが、時間による情報フィルタリングが起きている。ちなみに、テレビやラジオなどの「枠」があるメディアと同じ。

 

 そしてもうひとつTwitterが持っている情報フィルターは、人、Social Networkによるフィルターだ。自分のタイムラインにはFollowした人のつぶやきしか入ってこない。そしてもう1つは、BrightKiteやセカイカメラ、まもなくTwitter自身にも実装されるロケーションによるフィルタリング。

 

 2000年にSFC docomo houseのゼミに入った頃、「いつでも、どこでも、だれでも」という情報手段が成長しつつあったウラで、「いまだけ、ここだけ、あなただけ」という限定的なメディアについての研究が進んでいた。実装の度合いはとにかくとして、Twitterやそれの周辺にあるマイクロメディアによって、限定的なメディアが使えるようになってきている。

 

 と言う話を先ほどライフスタイル研究をしている先生にしたら、「それって、巡りめぐって、ウェブ上でも実社会のコミュニケーションが、新しい形で展開されているんじゃない?」という指摘をされた。まさにその通りなんですよね。

 

 自分の行動が発信したり、得られたり、持つ情報を変える、という状況が展開され始める。メディアやモバイルのサービスだけでなく、教育や我々の生活の中で、「当たり前 or 新しい」という間で考えるべきことが噴出し始めている。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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