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通話機能に入るメス

2007/11/20 06:57
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松村太郎

携帯電話の機能進化が進む中、アーリーアダプター層がどのように携帯電話を使いこなし、生活がどう変わっていっているのかについて、携帯電話と社会のあり方について研究するSFC研究所の松村太郎さんが紹介します。
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 ケータイ、と呼び捨てにされるようになってからずいぶん立つ。

 ケータイは携帯電話が略されて定着した言葉だと言うことは言うまでもなくご承知の通りだけれど、ここ最近で電話の機能にフォーカスを当てたケータイキャリアはSoftBankだ。ホワイトプランが好調なSoftBankのウリは、1時から21時までのSoftBank同士の通話が無料であること。980円という価格の安さ、家族割引を組むと、家族同士の通話は終日無料になる。

 先日原宿でケータイの店頭リサーチをしてきた。 原宿は店頭リサーチにはとても良い場所だ。KDDI Designing Studioではauの未発売を含む最新機種が展示されているし、明治通りを挟んだ向かい側にはDoCoMoショップがある。そして表参道からゆっくりと原宿駅の方向へ坂を登るとSoftBankのフラッグシップショップにたどり着く。そこでの話はまた追々するけれど、SoftBankショップの店頭には「+1」というキャンペーンが張られていた。

 SoftBankの割賦制度を利用すると月々のユーザー負担額が0円になる1世代前の端末が2台ずつペアで並べられ、 恋人同士のホットラインとして既存のケータイにプラスして契約することを勧めていた。

「1台ずつご契約いただければ、1時から21時までの通話が無料ですし、他のSoftBankユーザーの方への通話も同様に無料ですので」とは店員さんのセールストークだ。確かにそうで学生にとっては良いんだけれど、社会人の多くは21時まで仕事をしていて、午前1時は寝ている時間。そういう指摘をするとこう答えが返ってきた。「ではどちらかお一人が2台契約していただければ家族割引が適用されて、終日無料になります」 (店員さん談)

 これは色々な意味で、とても理にかなっているんじゃないか、と思ったのだ。

 いくら端末が無料で手に入るからと言っても2年間の割賦契約なので、2人それぞれが買ったとしても、2年は980円を払い続けなければならない。じっくり付き合える相手なら良いんだけれども、だからと言っても2年きっちりとつきあいが続くかどうかは当事者2人だって分からないことだ。もし別れてしまったら、ホットラインを解約しようとするときに、端末の割賦から割り引かれていた残額の支払いがのしかかってきて、どうも別れ際がいやな感じである。

 しかし1人が2台契約していれば、契約している人は新しい恋人にそのケータイを渡してホットラインにすることが出来るじゃないですか。と書いてみたけれど、これもちょっと微妙な感覚ではある。まあ別れることを考えながら付き合うのも後ろ向きでいやなモノなんだけれども。

 

通話機能に対するメス

 今回のDoCoMo 705iシリーズでも、富士通製の端末はシャワー防水に対応した端末を出してきた。F705iは13.8mmという薄さを実現しながら、IPX5等級(シャワー防水)、IPX7等級(お風呂・プール防水)を達成していて、シャワーを浴びながらでもお風呂につかりながらでも、通話やメールが楽しめる。これは、通話が可能な場所を水回りに広げたことを意味する。個人的には着うたフルを流してお風呂で歌うのも楽しそうだと思うんだけれども。

 以前DoCoMoの技術の方にお話を伺ったとき、お風呂という場所はケータイにとっては厳しい環境なのだという。水があるのはさることながら、最近はユニットバスで内側がタイル張りになっていて、家の中では電波が通じにくい場所の1つなのだそうだ。そういう意味で、防水に対応しつつ、受信電波の品質を高く保つと言う努力が、この端末から透けて見える。

 F705iの通話へのこだわりはこれだけではない。

 らくらくホンIVにも搭載されている機能だが、「スーパーはっきりボイス」 と「はっきりマイク」という2つの通話音声に関する機能がF705iに盛り込まれた。前者は回りがうるさいときや小声の時に相手の声を聞き取りやすくする機能、後者は自分の声をはっきりと伝える機能である。またF905iでは、相手が喋る際の息継ぎの間を利用して、相手の声のスピードをゆっくりにする「ゆっくりボイス」も利用できる。

 このように、通話の機会を増やす、通話の品質を高めるといった取り組みを、数多くリリースされるケータイのなかで久々に見かけた気がする。このケータイが通話定額の料金プランを持っているSoftBankで使えるとうれしいのだが、それは言わないことにしておく。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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