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CNET Japan ブログ

ケータイコレクション・2008年冬モデルの見所

2007/11/06 15:23
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松村太郎

携帯電話の機能進化が進む中、アーリーアダプター層がどのように携帯電話を使いこなし、生活がどう変わっていっているのかについて、携帯電話と社会のあり方について研究するSFC研究所の松村太郎さんが紹介します。
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 DoCoMoの新機種発表会が11月1日に行われ、au、SoftBankの各キャリアから2008年冬モデルが出そろった。毎シーズン毎の新機種をCNET Japan Reviewで書いているが、今シーズンの新作について、どの端末に触れて、レビューしたいか、実際自分で機種変更をしてみたいかをリストアップしておこうと思う。Reviewチャンネルの皆様、よろしくお願いします。

 今回の冬モデルの傾向は、「プレミアム」と「未来を作るチャレンジ」の2つに分類される。この軸で考えると、プレミアム路線はDoCoMoとSoftBankに顕著であり、未来を作るチャレンジはDoCoMoとauというカテゴライズになる。どちらにも顔を出しているDoCoMoのラインアップは、非常に幅広い。そういうコンセプト的な部分は次のエントリーで触れるとして、僕の注目端末をリストしておこうと思う。


au W56T

東芝製らしい全部入り端末。新世代の2.8インチワイド有機ELディスプレイで楽しむワンセグ、BluetoothやEV-DO Rev.1など、フルスペックは東芝らしいが、360度回転するリバーシブルスタイルの使い勝手が気になるところ。


au W54S

au×Sony MUSIC PROJECTで、対応オーディオやPCとの連携がどうなるか? 2つの機能を同時に楽しむマルチプレイウィンドウで、ワンセグを見ながらメールというスタイルは、1日の終わりに体を休めながら、という時間を演出してくれそう。


SoftBank PHOTOS 920SC

Samsung製デジカメケータイ。顔認識オートフォーカス付き500万画素、光学3倍ズームとキセノンフラッシュまで付いた豪勢なカメラを、有機ELディスプレイで見るのは新しい体験になりそう。


SoftBank THE PREMIUM 821SH

ステンレス製ボディのクオリティ、厚さ12.9mmの薄さで楽しむワンセグは、今までの野暮ったいワンセグケータイとは一線を画すんじゃないか、と期待。


DoCoMo VIERAケータイ P905i / P905iTV

Panasonicの薄型テレビブランドを冠する全部入り端末。P905iの縦にも横にも開くヒンジのギミックや、iPhoneと同じ3.5インチのディスプレイを備えるP905iなど、満を持してリリースされるテレビケータイの実力はいかに。


DoCoMo Cyber-shotケータイ SO905iCS

いよいよ日本でもSonyのデジタルカメラブランドCyber-shotを名乗るケータイが登場。510万画素・3倍ズームのカメラスペック以上に注目なのは、DoCoMo端末でやっと復活してくれたジョグダイアルの使い勝手。


DoCoMo amadanaケータイ N705i

外国人観光客も押しかける表参道ヒルズのamadanaのブティックの前を通る度に、あんなケータイがあったらと思っていたら、出てきましたamadanaケータイ。豪勢な背面ディスプレイとそれを取り囲む雰囲気は、くすぐられますね。


 こんな7機種をピックアップしてみた。



増え続ける○○ケータイ、ケータイそのもののブランドは?

 

 

 それにしても○○ケータイ戦略は、SoftBankとシャープが出した「AQUOSケータイ」以来、浸透するかのように増え続けている。確かに味気ないアルファベットと数字の型番のような端末名に比べれば親しみやすい用にも思えるし、既存のブランドイメージを引き継いだり、ブランドの世界観を広げることにも一役買っている。


 そのうち、自動車メーカーとコラボレートしたケータイなんて出てくるんじゃないか。


 例えばTOYOTAとauが組んで、bB(動くミュージックプレーヤー、なんて言うコンセプトが出ていました)のカーオーディオと連携する「bBケータイ」があっても良いし、金属質のプレミアムなデザインを持ち、車のカギとしても機能する「クラウン・ケータイ」が出てきてもいい(ちなみにクラウンのキーとして機能する腕時計は既出です)。


 開催中の第40回東京モーターショーで、数少ない海外メーカーのワールド・プレミアとなったAudi metroproject quattro。このクルマには真っ赤な専用の端末が搭載されており、ケータイとして、ミュージックプレーヤーとして、はたまたクルマの一部として機能するコンセプトを打ち出している。


metroproject quattro



 今後の○○ケータイは、既存のブランドイメージの引き継ぎや世界観を広げるマーケティング的な視点から、よりライフスタイルの奥深くに浸透するブランドへの進化を表現する象徴になっていくのではないだろうか。いや、そうあってくれないと、○○ケータイの展開は陳腐化するだけじゃないですか。


 そういえば、前に出たAudiだけでなく、ドイツの自動車メーカーは、日本のクルマのように1つ1つに名前を付けることなく、日本のこれまでのケータイのような型番で名前を付けている。Audiであれば「A4」「S6」「R8」、Mercedes-Benzであれば「C200」「E350」「S600」「CLS350」、BMWであれば「130i」「330xi」「M5」といった具合だ。


 主に数字はエンジンの排気量を表しているが、Audiの「4」「6」「8」、Mercedes-Benzの「C」「E」「CLS」、BMWの「1」「3」「5」は、クルマのシリーズ、クラスを表していて、長年名前を変えずにモデルチェンジを続けている。シリーズ内、クラス内のコンセプトをきちんと持ち、テクノロジとともにそれを改良しながら新しい提案を続けているのだ。


 自動車会社は自社製品のクラス分けをしていて、日本のケータイのように同じキャリアから複数のメーカーが、複数のコンセプトで製品をリリースしている現状とは違う。しかしながら、Audiなどの自動車メーカーのやり方を見ていると、日本のケータイはなんだか毎回打ち上げ花火を上げ続けているだけのような気がするのだ。


 ブランドケータイのトレンドは、日本のケータイのブランド観を変えてくれるきっかけになってくれるんじゃないか、と期待している。既に第3世代を迎えている「AQUOSケータイ」や第4世代に入った「らくらくホン」のように、ブランドケータイを打ち出したら、それを続けなければ意味がない。


 AQUOSケータイもらくらくホンも、形状や機能のキャラ付けが定着し、もはや定番となっている。今回新たに出てきたブランドケータイも、長い目でつきあえるように舵取りして欲しいし、ケータイ初のブランドが世界観を他の領域に広げるパターンも見てみたいと思うのだ。

 

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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