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パカパカ、グルグル - ケータイの形態音(1)

2006/03/02 23:42
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松村太郎

携帯電話の機能進化が進む中、アーリーアダプター層がどのように携帯電話を使いこなし、生活がどう変わっていっているのかについて、携帯電話と社会のあり方について研究するSFC研究所の松村太郎さんが紹介します。
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 今日はちょっととんちのような話を1つ。先日後輩とガジェットトークに花を咲かせている中で、ケータイに関する音の話題になった。音と言っても着メロ・着うたの話ではない。端末の形状に関連した音の話だ。ちょうど今僕がいろいろと音の表現が気になっているので、とても興味深い話だな、と思ったのだ。

 僕が1人で考え事をしているとき、僕はデスクの上を紙や本で散らかすので「がちゃがちゃ考える」と言いたくなる。文章を書いているときはたいていキーボードを使っているので「かたかた文を書いていた」となる。動作に伴う音は他にもたくさんある。「お茶漬けさらさら」の「さらさら」だけはちょっとしっくり来ない気がするんだけれども。この要領で、ケータイの端末の形状の音について考えてみたい。ちょっと昔話になります。

 ケータイの形状について初めて音で表現できるようになったのは折りたたみ型ケータイだろう。僕が一番初めに折りたたみの端末を使ったのはNTTドコモのN206Sだったと記憶している。iモード登場以前のムーバ端末で、バックライトが青っぽいモノクロ液晶だった。スマートなストレート型の端末P205を使っていた僕は、当時、折りたたみのケータイにあこがれを抱いていて、やっと機種変更してしばらく開けたり閉じたり無意識にケータイを触っていたのを覚えている。以降N501i、N503i、SO210i、P504iと折りたたみ端末を使い続けていた。

 折りたたみ端末が「パカパカのケータイ」と評されて呼ばれるようになったのはちょうどiモードが登場した頃だろうか。今でこそ日本のケータイは折りたたみ端末ばかりなので「パカパカ」とあえて言わなくても折りたたみ型の端末が出てくるけれど、N206Sが出たときにはまだまだ折りたたみ型の端末は少なかった。僕らの周りで「パカパカ」と言えばNEC製のケータイのことを示していた時期もあったくらいだ。言葉の用例としては「パカパカが欲しい」みたいな使い方ですね。

 P504iまで「パカパカ」時代が続いた僕のケータイライフが「パカパカ」から解放されたのはP2501VというFOMA端末だった。形状は折りたたみ型なんだけれど、パカっと開いたら液晶部分を回転させてムービースタイルにして、ビデオカメラのように大きな液晶を見ながらヒンジ部分のカメラで写真や動画を撮影することが出来る仕組みになっていた。単純な「パカパカ」ではなく「パカグル」「パカグニャ」の世界はモノとして魅力的だったのを覚えている。

 その他にもだんだん端末に「パカパカ」以外の音が伴う端末が増えてきている。例えばNTTドコモのSO505iやauのA5305Kに始まった、液晶画面がぐるりと回転するスタイルには根強いファンが多い。これは音にするなら「グルグル」である。SO505iについては、これまたファンが多いジョグダイヤルも搭載されているので、より「グルグル」な端末と言えるだろう。

 ここまで読むと擬音ばかりで変な話になってきてるけれど、ちまたのケータイユーザーは、メーカーごとにせっかくネーミングしている「○○スタイル」だとか「○○ボディ」という“ウリ”はあまり細かく覚えていたりはしていないのではないか。「パカパカ」「グルグル」「パカグニャ」。確かにそれぞれ「折りたたみ型」「レボルバースタイル」「二軸回転型」のことだと分かりますかね。(続く)

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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