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トランシーバー with リズム - ドコモ「プッシュトーク」

2006/01/20 23:26
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松村太郎

携帯電話の機能進化が進む中、アーリーアダプター層がどのように携帯電話を使いこなし、生活がどう変わっていっているのかについて、携帯電話と社会のあり方について研究するSFC研究所の松村太郎さんが紹介します。
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 一昨日に引き続き「プッシュ・トゥ・トーク(PTT)を実際に使ってみよう」のシリーズ、第2日目。今日はDoCoMoの「プッシュトーク」を試してみたいと思う。対応端末は902iシリーズ以降。技術的なポイントやビジネス面でのチャレンジなどは別の機会にまとめるとして、とにかく新しいサービスで何がどうなるか、と言うことを押さえておきたいと思う。 DoCoMoが902iシリーズに搭載してきた新しい機能がプッシュ・トゥ・トークを活用したサービス「プッシュトーク」。早速F902iとD902iでこのプッシュトークを試してみた。プッシュトークは対応端末を購入した段階で、対応端末同士で特に申込みを必要とせずに使い始めることが出来る。まだまだ902iユーザーが少ないのでなかなか普段のコミュニケーションの相手とプッシュトークを楽しむと言うわけには当分いかないかもしれない。 プッシュトークを始める前には下準備が必要だ。プッシュトークによるコールは普通のケータイ電話番号を使うのだが、プッシュトークの相手を「プッシュトーク電話帳」に登録する必要がある。端末によって対応はまちまちだが、電話帳を新規登録するときに「プッシュトーク電話帳に追加するか?」という選択が出てくるほか、既に登録してある電話番号をプッシュトーク電話帳に関連づけることも出来る。通常の電話帳とは別管理になっている点は注意したい。 プッシュトークを始める際は、端末の側面についている「P(プッシュトーク)」ボタンを押す。するとプッシュトーク電話帳のリストが出てきて、そこから相手を4人までチェックボックスで選択することが出来る。相手を選び終わったら再び「P」ボタンを押すとコールが始まる。このコールの際のリズムが楽しい。ドコモのプッシュトークのコマーシャルで流れているようなリズムが受話器から流れてくる。Push Talk with F902i & D902i #03 プッシュトークを着信する相手には、通常の着信と同じように「プッシュトーク着信」が画面表示され、受けるときには「P」ボタンを押す。すると双方の画面にそれぞれ相手の名前と状況が表示され、プッシュトークが接続されたことを示す。プッシュトークに参加しているユーザーには、名前の横に「参加中」と表示される。もしも着信を拒否したり、接続できない場合は「不参加」という表示が、コール中で応答しない場合は何も表示されないか、「ーーー」の表示がでる。 通話するスタイルについては、通常の通話のスタイルで喋りたいときだけ「P」ボタンを押すカタチでも良い。F902iの場合は端末を閉じる、D902iの場合はスピーカーホンのボタンを押すことで、受話器を耳に当てないで正真正銘トランシーバーのスタイルでも楽しめる。いずれにしても、普通の通話と違う点は、相手が喋っているときに自分の発言権がないと言うこと。これは現在のところ、PTTサービス全般のルールである。 喋る際には「P」ボタンを押しっぱなしにする。喋れる場合はプッシュトークのサウンドロゴが鳴る。プッシュトークを共有している他の人が「P」ボタンを押している場合はエラー音が鳴り、自分は喋ることが出来ない。喋った声は約1秒ほど遅れて相手に届く。目に見える範囲にその人がいる場合には不自然な聞こえ方と感じるが、全く別の場所にいる場合は特に問題はなかった。ただ通信の関係か、10秒遅れて声が届いたりするパターンもあった。 トランシーバー特有のコミュニケーションとして喋り終わりで「どうぞ」「over」などと自分の発言が終わったことを合図として付け加える。もちろん「どうぞ」と喋り終えても良いし、auのHello Messengerの場合はこの「どうぞ」の有無でコミュニケーションの円滑さに差が出ていた。しかしプッシュトークの場合は一工夫されている。喋り終わりのタイミングで通話を共有している全員に、プッシュトークのサウンドロゴが流れるのだ。この発言権の解放の合図を確認して「P」ボタンを押せば、自分が喋ることがが出来るようになる。このサウンドロゴの存在は大きい。トランシーバーを使ったことがない人でも簡単に、トランシーバーの“流儀”を守ることが出来そうだ。 auのHello MessengerはPTTにテキストや画像、キャラクターを組み合わせたチャットルームを構成していた。DoCoMoのプッシュトークは他のコミュニケーションを組み合わせず、プッシュ・トゥ・トークをそのまま搭載している機能だ。auに比べてより今までの通話に近いスタイルで使えるように、画面のインターフェイスや専用のボタンを必ず側面に配置するといった工夫がなされている。 新しいことは、今まで1:1が基本だったケータイのコミュニケーションが、5人までのグループコミュニケーションに変わったことが挙げられる。今回実験として3人でフィールドに出てプッシュトークの実験を行ってみたが、はっきり言ってうまくいかなかった。誰か2人の間で会話が盛り上がると、もう1人がその会話に入ってこられなくなってしまうのだ。別にもう1人の存在を忘れているわけではないが、顔を合わせない状態での3人以上の会話に慣れていないことが原因だと思う。 また課金方法も新しい。上の例で、1人が全く喋っていなかった場合、その人は聞くだけ聞いていて課金はされない。ただ喋っている人は5.25秒喋ろうが、「うん」と相づちを送ろうが1回5円かかることになる(2005年12月31日までは無料)。通話料のことを考えると、最大30秒までで出来るだけ長く喋って相手に会話を渡すという、パネルディスカッションみたいな会話がケータイで展開されるかもしれない。もっとも200プッシュすると1050円になり、月額1050円でプッシュトークが定額になる「カケホーダイ」と同等になるので、もしプッシュトークをハードに使うならば、はじめからカケホーダイに登録した方が良いだろう。 またパケット通信で音声を送りあうため、プッシュトーク中は他のi-mode通信が出来なくなる。グループでの音声通話を優先するか、i-modeメールを優先するかは端末側で設定することが出来るが、これもコミュニケーションの使い分け次第ということになる。今後より深く使い込んで、日常のコミュニケーションの現場やビジネスへの活用などの利用シーンを考えてみたいと思う。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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