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イメージは“モバイル・インスタントメッセンジャー” - au「Hello Messenger」

2006/01/18 13:27
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松村太郎

携帯電話の機能進化が進む中、アーリーアダプター層がどのように携帯電話を使いこなし、生活がどう変わっていっているのかについて、携帯電話と社会のあり方について研究するSFC研究所の松村太郎さんが紹介します。
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 2005年の最後にスタートした新しいケータイのコミュニケーションチャネルに「プッシュ・トゥ・トーク」(PTT)がある。現在はauとDoCoMoの2キャリアがそれぞれ「Hello Messenger」と「プッシュトーク」という名前で端末のリリースと共にサービスをスタートしている。共に特別な申込みを必要とせず、対応端末を買うだけで使い始めることが出来る。対応端末を拝借することが出来たので、早速それぞれのコミュニケーションを実際に試してみたいと思う。まずはauのHello Messengerから。 auのHello Messenger対応端末としてリリースされたW32TとA5515Kの2台の端末を使ってをHello Messengerを試してみた。音声をトランシーバーのようにやりとりするIP電話の一種「プッシュ・トゥ・トーク(PTT)」にテキストチャットと写真のやりとりを組み合わせたのがHello Messenerである。ちなみにW32TとA5515Kのレビューはこちらをご覧下さい。ここに掲載したHello Messengerのレビューを再掲します。W32T & A5515K #02 メニューからHello Messengerを起動すると、W32T、A5515Kともにメニュー画面と「相手を選んで会話をスタートします」という同じ画面が表示される。「スタート」を選択すると、電話帳から相手を選択することができ、自分を含めた最大5人を誘うことが出来る。ケータイの上で5人のチャットルームをその場で開設するというイメージだ。 メンバーを選んで「お誘い」を選択すると、手元の画面には「接続中」の文字が、相手の画面には「Hello Messenger着信中、参加しますか?」という表示と共に、誘ってきた相手と合計の人数が表示される。「参加」を選ぶと、チャットルームに入れる。すると自分のキャラクターと相手のキャラクターが森の背景の中にいる、チャットルームの現状を視覚的に確認するキャラクターが出てくる。喋ったり、テキストを送ったり、画像を送ったりするとキャラクターがアニメーションするし、チャットルームから離脱するとそのキャラクターも消えるようになっている。W32T & A5515K #10 まずはPTTの醍醐味である音声のやりとりから。Hello Messengerでは「トーク」という名称になっている。通話ボタンを押している間、相手に音声が届く仕組みで、ボタンを押すとケータイの画面には「(お話中)」の表示が現れる。この画面を確認すれば、誰が音声で喋っているのかが分かる。 またテキストのやりとりは「コメント」という名称で、中央の選択ボタンを押すとコメント欄への書き込みが可能になり、文字を書き込んで送信すれば、チャットの画面にそのまま表示される。また写真のやりとり「フォト」では、左のソフトボタンを開くとカメラが起動し、撮影後送信すればコメントと同様にチャットの画面の中に表示される。これらは誰かが喋っているときでも操作可能だ。 今回は東京都渋谷区での室内、東京都港区にある六本木ヒルズの人混みの2カ所で試してみた。いずれの場合も、Hello Messengerの接続に時間がかかったり、コミュニケーションを交わしている間に何らかのタイミングでHello Messengerの接続がとぎれてしまう場面がよく見られ、安定して通信が出来ているという印象は得られなかった。今回は2者間のみだったが、さらに人数が増えてきたときにどうなるか試してみたいと思う。 ここからはコミュニケーションを行ってみての感想を述べておきたい。まずこのコミュニケーションを使うスタイルというか体勢は、メールでのやりとりの延長線上にあるという感覚を覚えたことだ。音声通信もデフォルトの設定がスピーカー出力であるため、受話器を耳に当てなくても相手の声が聞こえる。また誰が喋っているのか画面に表示されるため、やはり画面を見ながらコミュニケーションを取るカタチになる。 試してもらった何人もの人が「音声のやりとりだ」ということで、すぐに受話器に耳を当てる習性を披露してくれたが、受話器を耳に当てながら通話ボタンを長押しして喋るのはちょっと難しいので、体から離して使うことが前提に作られているようだ。 屋外でもスピーカーから相手の声を聞くという使い方をする場合、A5515Kはうるさいくらい十分な音量が得られる一方、W32Tはケータイを耳元に近づけなければ聞き取れない場面が多く見られ、端末による個体差が出てきた。もちろん受話器からの音声出力にも対応しているので、雑踏ではスピーカー消音・受話器出力に切り替えるべきだが、そうすると通話ボタン長押しが難しくなる。この操作性に関する改善を今後期待したいと思う。 また、通話ボタンを押して喋り始めてから相手の端末に声が届くまでは約1〜2秒のタイムラグがある。この1秒というタイムラグ、同じ空間にいる場合は、自分が喋った声が間近ですぐに聞こえ始めるので気持ち悪いかもしれないが、基本的には別の空間でのコミュニケーションになるので、その気持ち悪さはないだろう。 またPTTに対応した「喋り方」も習得しなければならない。今までのケータイの喋り方でトークを使うと、相手のしゃべり終わりがどこかを見極めるのが難しいのだ。一度通話ボタンを放して、また喋り始めるなんていう場合、そのちょっとしたスキに相手が喋り始めて自分の喋る権利がなくなってしまうのだ。別に相手が悪いわけではないけれど、ちょっとしたコミュニケーションの上でのストレスである。 チャットの画面に表示される「(お話中)」も、喋り始めに表示されるだけで、しゃべり終わったかどうかは文字で確認することが出来ない。やはりトランシーバーの流儀のように、喋り終わったときに「どうぞ」とつけると、スムーズな会話を実現することが出来た。ただ使う端末は同じケータイなので、Hello Messengerの時は「どうぞ」をつけて、普通の通話の時はつけない、という区別は混乱してしまいそうだ。 「慣れ」の問題でもあるので、Hello Messengerが与えられて使っていけば、自然と「どうぞ」とつけられるようになるか、他の方法で音声のやりとりをスムーズに実現するようになっていくかもしれない。ただ、機能として何らかのアシストをしてくれれば、なお定着が早くなるのではないか。 次回はDoCoMoのプッシュトークを試します。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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