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Windows 7を入れてみた

2009/10/28 15:04
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最近の私のブログには、IT系の話題が少なかったので、今回は少しその方面の話をしてみましょう。

Windows 7

先週の週末に、話題のWindows 7を導入してみました。導入したマシンは、2年前に購入したThinkPad X60sです。HDDの代わりに120GBのSSDを入れてあり、メモリは1.5GBです。Windows 7 Upgrade Advisor の御託宣では、ディスプレイカードのサポートが無くてエアロが使えないということでしたが、特に問題なく使えているようです。レノボのサイトには、Windows 7対応のドライバやユーティリティがまだ載っていなかったので、心配だったのですが。。。

Vistaからではなく、Windows XPからの乗り換えだったので、パフォーマンスにそれほど体感的な違いは感じませんでしたが、気持ちよく動いています。休止状態からの復帰はずっと速くなったように思います。これならば、休止状態をもっと利用したくなるでしょう。ユーザー・インターフェースでは、ウィンドウの切り替えのときに、裏になったウィンドウが半透明に透けて見えたりするのは、結構使いやすいものだと感心しました。

ワイヤレスLANへの接続など、細かいところで使いやすく、シンプルになっていて、これならばThinkPadの様々なユーティリティ・プログラムが無くても問題なさそうに思えました。

キー配列なのですが、私はemacs派なので、コントロールキーが"A"の左側にないと困ります。今までは、Altimeという小さな常駐型ソフトでCapsLockキーと左Controlキーとを入れ替えていたのですが、これがWindows 7では動かないことがわかり、いろいろ調べてみたところ、レジストリにキーマップを登録することで入れ替えられることがわかりました。簡単にできました。ついでに、「半角/全角」キーと、Escキーも入れ替えておきました。

アプリケーションですが、FirefoxやThunderbirdのダウンロード時に、「サポートしていないOS」という警告が出ましたが、問題なくインストールできました。普段使っている、emacs流テキストエディタのMuleは、さすがに古すぎるようでそのままでは動かないようです。そこで、Windows 7の目玉機能の一つである、Windows XP Modeを試してみました。

Windows XPモードは、Windows Virtual PCという仮想マシンの上で、Windows XPを動かすものです。通常、この手の仮想マシンでは、ゲストOSにも独立したラインセンスが必要なのですが、Windows 7のWindows XP Modeを使えば、Windows XPのラインセンスを独立に購入する必要が無いそうです。まずは、BIOSで、CPUの仮想マシンサポート機能であるVTをEnableして、それからWindows Virtual PCと、Windows XP Modeをダウンロードして、この順にインストールしました(最初、逆順にインストールしたらうまく動かなかったようです)。

一度インストールすればあとは快適。VMWare Playerと違って、ホストOSのドライブが、ゲストOSからネットワークドライブとしてデフォルトですべて見えています。ホストOSのファイルシステムを書き換えることができるので、危険と言えば危険ですが、とても便利です。もし、怪しいプログラムを動かすのにサンドボックスとして使うのであれば、これらのネットワークドライブを切断してからやればよいでしょう。このゲストOSの上で、無事Muleをインストールし、動かすことができました。

仮想機械は、作業中の状態をいつでも中断してそのままの形で固めておけるので、とても便利です。やりかけの仕事を、デスクトップも含めてそのまま保存できるのですから。今後は、一般のPCの世界にも、仮想化技術がどんどん普及してくるようになるのでしょう。

Ruby on Rails

我が家のリビングルームには、24時間稼動のWebサーバーがあります。このマシンは、消費電力と騒音のことを考えて、VIAのC7というファンレスのCPUで動いています。OSはLinuxです。

このWebサイトは、主に写真などを友人と共有するために使っているのですが、それ以外にも、年に何回か開催するイベントの登録用のWebアプリケーションも動かしています。このWebアプリケーション、かつてはTomcatの上で、Javaで書いていました。その後、LAMP(Linux-Apache-MySQL-PHP)スタックが流行ったころにPHPに乗り換えました。一昨年からはRuby on Railsで書いています。フロントエンドはApacheで、自家製の証明書を持つHTTPSポートだけがインターネット上に開いています。アクセスする人は、パスワードを入れないといけないのですが、これは個人の認証ではなく、私の知人・友人の間で共有されている、共通のパスワードです。このせいなのかどうかわかりませんか、Googleなどの検索エンジンには載っていないようです。私は、「目立たないことがセキュリティの第一歩」だと考えていますので、検索エンジンで見つからないことは有難いことと思っています。

この登録用のアプリはいたってシンプルなものです。名前とメールアドレス、人数を入力し、それに加えて簡単なメッセージを添えることができます。「私の知人・友人」の共通パスワードも持っている人ならば誰でも、登録したすべての人の名前・人数とメッセージを見ることができますが、メールアドレスを見ることはできません。自分の登録した内容を変更するには、自分のメールアドレスを改めて入れてもらうことで、他人の登録内容を間違って消してしまったりすることの無いように配慮しています。アクセスしてくる人は私の友人・知人なのですから、全体のポリシーは「性善説に基づく緩いセキュリティ」です。

登録データは、バックエンドのMySQLデータベースに格納されます。Ruby on Railsでは、Convention over Configuration, つまり名前付けの約束をうまく使うことで、無駄な構成ファイルをなくす、という思想が貫かれています。データベースのテーブル名を決めてしまえば、それに従って、そのテーブルをアクセスするオブジェクト(ActiveRecordと言います)の名前や、さらにそれをアクセスするURLが自動的に決まってしまいます。このようにして、URL、プログラム中のクラス名、DB名などのマッピングを構成ファイルに書く必要を無くしているのです。

今月は、それぞれ100名規模のイベントが2つあり、その登録アプリケーションが同時に動いていました。そのせいか、今月のサーバーのアクセス数は3万ヒットに近づいています。検索エンジンにも登録されていず、パスワード保護されていて、私の友人・知人しかアクセスできないサーバーとしては、トラフィックは大きい方だと思います。サーバーのuptimeを見てみたら、241日ということですから、今年の初めから連続稼動していることになります。個人が開発・運用するサーバーとしては、抜群の安定感と言えるのではないでしょうか。

企業の研究者をめざす皆さんへ

私は2006年から今年の4月まで、日本IBM東京基礎研究所の所長をやっていましたが、その3年間に研究員に対してブログの形で様々なメッセージを発信してきました。このたび、これらのブログをまとめて企業の研究者をめざす皆さんへ -- Research That Mattersという本として出版することができました。研究のやり方や論文の書き方、研究者のキャリア・パスや、研究のマネジメント・知財まで、企業における研究に関する様々なトピックがカバーされています。日本の民間企業における研究者の数は45万人とも言われています。そのような方々、あるいはそのような研究者を目指す学生の方に、少しでも役立つアドバイスを差し上げられるとしたら幸いです。

私事になりますが、私は11月から所属が変わります。ブログのタイトルが変わるかもしれませんが、今後ともよろしくお願いいたします。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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