市場調査会社のiSuppliが、先に登場したIntelチップ搭載の新型iMacについて、恒例(?)「バラシ」による製造原価調査を実施したとBusinessWeekが伝えている。
iSuppliでは、1299ドルの17インチモデルの製造原価は推定898ドルで、そのうちIntel Core Duoのコストは約265ドルとしており、AppleはIntelから10%のディスカウントを受けているのではないかと推測している(ZDNetの常連ブロガーPaul Murphyの予想はほぼいい線を付いていたということになる)
そのほかにIntel製のチップが2つ(14ドルと31ドル)使われており、Appleはあわせておよそ310ドル--つまり全体の原価の3分の1以上をIntelに支払うことになるようだ。
Appleは以前、PowerPCにべらぼうに安い金額しか払っておらず、たとえばIBMのPowerPC 970のコストは100ドル以下だったことから、先行モデルと同じ価格で販売される新型iMacでは200ドル近く利幅が縮小することになる。ただし、上記の2つのチップはこれまでAppleが自社で設計していたものに置き換わるものであるため、その分の開発費はかからなくなっているという。
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