RNC/DNC (共和党/民主党全国委員会)への請願について人に話すとき、わたしは率直にいって及び腰だった。あまりにも当然の話に思えたからだ。ネットワークテレビ局が抵抗する理由などあるだろうか? だが最近放送された討論番組にMSNBCが課した利用規定を読んで、自分はいかに現実が見えていなかったかと(またしても)気付かされた。
BuzzMachineのJeff Jarvizが報告しているとおり(Prezvidにもクロスポストされている)、これが民主党候補者討論の利用に関するMSNBCの規制だ。
MSNBC「サウスカロライナ州 民主党候補者討論」の音声・映像利用規定
(以下の規則はNBCグループを除くすべてのメディア機関に適用される)報道機関(ラジオ、ネットワークテレビ、ケーブルテレビおよびローカルテレビ局を含む)は、以下の制限に従い「サウスカロライナ州 民主党候補者討論」の抜粋を利用することができる(インターネット利用は許可されない):
1. すべての抜粋映像に、最初から最後まで常に目視可能な「MSNBC」クレジットを表示する。
2. 抜粋映像は毎回かならずMSNBCの音声クレジットとともに放送する。
3. 討論の中継が終了するPM 8:30 ETまで、いかなるメディアにおいても、いかなる抜粋の利用も許可されない。
4. 中継終了後(8:30以降)から4月27日金曜AM1:00までの間、総計2分間を超える利用は許可されない。4月27日金曜AM1:00以降については、それ以前に使用した部分を含め総計10分までの利用が許可される。選択された部分を放送する回数に制限はないが、使用される映像の合計時間は上記の制限を超えてはならない。
5. 5月26日土曜日PM 8:30以降はどのような利用も許可されない。アーカイブは許可されない。再利用に関してはいかなる場合もMSNBCの明示的許可が必要となる。
6. 討論のいかなる抜粋もMSNBCのケーブル放送またはMSNBCから直接入手しなければならない。衛星放送そのほかの送信手段によるソースからの入手は許可されない。MSNBCによって放送されなかった映像の利用は許可されない。
討論会放送映像はMSNBCにより提供される(詳細以下)。追加の音声/動画はメディアセンターにて提供される。
これは無茶苦茶だ。RNC/DNCに手紙を書いてくれた全員に感謝したい。わたしはDNC(民主党全国委員会)と連絡を取ったが、RNC(共和党全国委員会)からは返事の電話をもらえていない。
だがこの問題は党を超えて候補者たちに届くべきだ。どの候補者も、討論の映像をこのような形でコントロールしようとする報道機関の討論会に加わるべきではない。少なくとも、この世紀を理解できる候補者はだ。