お使いのブラウザは最新版ではありません。最新のブラウザでご覧ください。

CNET Japan ブログ

甘い勝利:Shloss 対 Sweeney

2007/02/21 12:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

プロフィール

lessig

「CODE」「コモンズ」等の著書や「クリエイティブ・コモンズ」などで知られるスタンフォード大学ロースクール教授ローレンス・レッシグ氏のBlogの日本語版。著作権や特許などの知的所有権の問題やオンラインカルチャー関連のトピックスを紹介します。
ブログ管理

最近のエントリー

昨年6月にスタンフォード Center for Internet and Societyの「フェアユース・プロジェクト」が提起したShloss 対 Sweeney訴訟についてはご存じだろう。スタンフォードのジョイス研究者Carol Shlossを原告として、研究者の学術的著作へ干渉するJoyce Estateを相手に争われた事件だ。(ジョイスの遺産管理者による権利濫用については、the New Yorkerのすばらしい記事に詳しい)。

今週の金曜、われわれは重要なハードルを越えた。地裁が被告側からの棄却の申し立てを退けたのだ。決定は迅速かつ、完璧な論拠に基づいている。Ware判事はJoyce Estate側の主張を容れて訴状から1段落の削除を認めたが(われわれも少々饒舌だったのだろう)、要素はすべて残っている。著作権の濫用(ミスユース)という重要な部分もだ。

訴訟のほとんどの部分はスタンフォードCISのフェローDavid Olsonの働きによるものだ。「フェアユース・プロジェクト」の指揮に参加して以来、Tony Falzoneもまた重要な役割を果たしてきた。Ware判事の前で弁論をおこなったのはTonyだ。またジョイス研究者でありHoward Riceの弁護士でもあるRobert Spooにも、Keker & Van Nest事務所にも多大な支援を受けた。かれら法律家たち、そしてCISのメンバー(おおぜいの非凡な学生たちも含む)は大いに感謝されるべきだ。

報道メディアが著作権の問題について、「海賊行為」以外のことに触れることはほとんどない。The New Yorkerの記事はうれしい例外といえる。わたしが望むのは、こうした事例がもっと増えることで、音楽を無料で「盗る」のがどうといったことを超えたさまざまな問題に人々の目が向けられることだ。

[オリジナルポスト 2月11日午前11時35分]
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
運営事務局に問題を報告

最新ブログエントリー