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CCの「権利移転の終了」ツールβ

2006/12/31 12:00
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「CODE」「コモンズ」等の著書や「クリエイティブ・コモンズ」などで知られるスタンフォード大学ロースクール教授ローレンス・レッシグ氏のBlogの日本語版。著作権や特許などの知的所有権の問題やオンラインカルチャー関連のトピックスを紹介します。
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わたしがCCの内部で推していた面白いプロジェクトが、われらが法務顧問Mia Garlickとスタンフォードの学生Dana Powersの多大な努力のおかげでベータとして立ちあがった。

背景はこうだ:米国の著作権法は著作者に対して、著作権の「移転」や譲渡を35年後に終了できる奪うことのできない権利を与えている。作者が作品から「もう一口」を得られる機会として考えられたもので、起源は米国最初の著作権法にさかのぼる。

この手続きの問題は――意外や意外!――滅茶苦茶に複雑という点だ。まるで、使われないように設計されたかのようにさえ思える。

そこでクリエイティブ・コモンズは、この仕組みをもっと簡単にできないか試してみることにした。制作したのは、作者が特定の権利譲渡について終了(ターミネイト)可能か、できるならいつなのかを調べる手伝いをするツールだ。われわれの考えは各地の法律扶助クリニックと協力して、“ターミネーター”候補たちに最終ターミネーションについて案内することだ(われわれカリフォルニア人には抵抗しがたい単語)。

現時点では、このツールはクリニックの紹介まではおこなわない。またあくまでベータであり、このツールから得られたいかなる結果も利用したり信頼してはいけない。だが、いろいろと試してフィードバックを送ってくれるのは大歓迎だ。ツールが充分に分かりやすく、ロジックがすべて正しいと確信でき、作者の代理人となる全国のボランティア・プロジェクトの準備が整ったとき、プロジェクトは正式に立ち上げられる。

これがなぜクリエイティブ・コモンズのプロジェクトなのか? われわれは最初からCCを、著作者が病的に複雑な著作権システムと取り組む手助けをするツールとして考えてきた。正式に開始するときには、権利を取り戻した作品をCCライセンスのもとで配布する機会を提案するつもりだ。だがそれは任意選択にすぎない。いまの時点では、著作権のシステムがもともと意図していた機会を得やすくするツールだけを提供している。

[オリジナルポスト 12月21日午後12時27分]
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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