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ネット中立性 the dark other side

2006/06/22 22:06
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「CODE」「コモンズ」等の著書や「クリエイティブ・コモンズ」などで知られるスタンフォード大学ロースクール教授ローレンス・レッシグ氏のBlogの日本語版。著作権や特許などの知的所有権の問題やオンラインカルチャー関連のトピックスを紹介します。
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Gary Rebackといえば、マイクロソフト独禁法裁判の初期に政府を事件に注力させる重要な役割を演じた人物だが、近年は通信会社の合併に目を光らせている。現在Alliance for Competition in Telecommunications, ACTelという団体を代表して進めているのは、通信会社の合併に対する“Tunney Act”による審査という手続きだ(Tunney Actは以前は役立たずだったが、2004年の改正で実効性を持つようになった。Rebackのケースは改正後最初の案件となる)。

主張されているのは、SBCとVerizonそれぞれの合併が、反トラスト局長への指名承認が上院によって(「アクティビストすぎる」という理由で)保留されていたあいだに進められたというものだ。司法省が合併を認可すると保留は取り下げられた。さらに司法省はTunney Actを無視し、法廷がTunney Actに基づく審査に取りかかる前に合併を完了させることを許したとされている。

いかにも汚い話であり、ネットワーク所有者たちに好きにゲームをプレイさせておくと何が起こるかという問題の基本を示している。この件でもっとも信じがたいのは(憲法学者であるわたしにとっては)、立法が行政によって無視される法律を作り続けていることだ。法を無視する理由は何か? 企業の影響力だ。事件からはその悪臭が漂ってくる。

この件についての主要な法廷文書はこちら:

Memo in support of ACTel’s notion to be Amicus (特に7-15)

Supplemental brief (特に7, 11)

Gov’t Reply

ACTel’s reply

最終的な判断については何もいえないが、わたしはRebackを知っており、敬意を持っている。どちらかに賭けろといわれるならかれの側にするだろう。この事件のような出来事こそネット中立性を求める運動の理由だ。

[オリジナルポスト 6月20日午後7時10分]
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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