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文化の環境主義の十年

2006/03/06 05:54
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「CODE」「コモンズ」等の著書や「クリエイティブ・コモンズ」などで知られるスタンフォード大学ロースクール教授ローレンス・レッシグ氏のBlogの日本語版。著作権や特許などの知的所有権の問題やオンラインカルチャー関連のトピックスを紹介します。
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来る3月10/11日、スタンフォードCenter for Internet and Societyは、Jamie (James) Boyleのすばらしい著書Shamans, Software, and Spleensが刊行されてからの10年を振り返るカンファレンス“Cultural Environmentalism at 10”を主催する。知財政策という主題はIP学者たちが常に話題にしてきたことだが、Jamieの本はこうした問題を法学者のコミュニティを超えて紹介した最良の仕事のひとつだ。(わたしがこの本を知ったのは10年ほど前、ハーバードのprovostに「これまで読んだうちでもっとも重要な法律本のひとつ」と教えられたときだ)。この本と続く論文の数々はわれわれが「文化の環境主義」(cultural environmentalism)と呼ぶべき運動を誕生させた。知財政策について、環境保護主義者が公害政策について考えるように考える運動だ。

われわれはこのカンファレンスを他とは少々違ったものに構成した。まず多数のIP学者にかれらの考える「若い」IP学者の上位リストを送ってもらい、集計の後もっとも多くの票を集めた4名に論文の執筆を依頼した。かれらは承諾してくれた。この論文は指導的なIP学者たちによってコメントされることになる。発表者とコメンターのリストはこちら。

センターの告知はこちら。もし可能なら事前登録をお忘れなく。すでに多くが出席を決めている。お早めに。

Cultural Environmentalism at 10
March 11-12, 2006
Center for Internet and Society, Stanford Law School
http://cyberlaw.stanford.edu/conferences/cultural/

いまから十年前、Duke大学の法学者Jamie Boyleは、パブリックドメインの重要性や容赦のないマキシマリスト的な知財拡大政策の害について広く示すためには、環境保護運動の歴史から多くの理論的・実践的教訓を得ることができるのではないかと示唆しました。

2006年3月11-12日、スタンフォードロースクール Center for Internet and Societyは、知的財産法にとって動きの多かったこの十年間に「文化の環境保護」というメタファーが辿った展開について探るシンポジウムを開催します。この主題について書き下ろした論文を発表する四人の法学者を招き、知財法のエキスパートたちが論評を加えます。

Molly Van Houwelingは文化環境保護の手段としての知的財産権の自発的操作について、Susan CrawfordはBoyleの分析をネットワークの時代に拡張します。Rebecca Tushnetは知財法のもつ一般化の力が文化の環境保護に及ぼす影響について、Madhavi Sunderは文化の環境保護というメタファーが伝統知識に与える影響について発表します。Boyle教授、ならびにスタンフォードロースクールのLawrence Lessig教授が論評を提示します。

参加費は無料ですが、事前登録が必要です。お待ちしております。

[オリジナルポスト 2月27日午後12時43分]
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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