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フリーカルチャーと、社会的関心を持つ学生のアクティビズム

2005/07/28 06:23
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「CODE」「コモンズ」等の著書や「クリエイティブ・コモンズ」などで知られるスタンフォード大学ロースクール教授ローレンス・レッシグ氏のBlogの日本語版。著作権や特許などの知的所有権の問題やオンラインカルチャー関連のトピックスを紹介します。
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[Sid Srivastava (FreeCulture.org)によるゲストBlog]

Columbia Universityの新四回生で、この学校にFreeCulture.orgの支部を作ろうと準備しているSid Srivastavaです。大学やその他教育機関でのフリーカルチャー運動について良い議論ができることを期待しています。

自由な文化を求める運動を拡大してゆく上で、少なくとも学生を相手にするとき問題となることのひとつは、アーティストやハッカーや著作権おたくでなくても運動に参加できると分かってもらうことです。これまで、フリーカルチャーという考えに関心を持っているようなのに、どんな理由からか直接参加するまでにはならないという学生大勢と話してきました。

そこで、押しつけがましくなく参加を促すためにはどうすべきでしょうか。方法のひとつに、以前からある課外/ボランティア活動とフリーカルチャーを結びつけて個々人の興味に訴えることがあります。わたしの学校では(もちろんほとんどの大学でも)、ボランティア活動への積極的な興味や一般に人の役に立つことをしたいという意欲が見られます。どちらもフリーカルチャーに関連した活動に役立てることができるでしょう。

たとえば健康問題や保健教育に携わるグループであれば、プレゼンテーション素材などをクリエイティブ・コモンズのライセンスで配布することを通して他の保健教育者に新しいコンテンツやアイデアを提供することができるでしょう。あるいはもしかしたら、視覚障害者の役に立ちたいと思う学生はProject Gutenbergのテキストを無償で音読してコミュニティに提供することもできるかもしれません。少々の創意工夫があれば、大学での活動にフリーカルチャーの要素を組みあわせることは難しくないはずです。

もちろん、そうしたプロジェクトに関わる人に対して、フリーカルチャーとの結びつきがもつ意味を理解してもらうことは重要です。最初の例でいえば、教材へのオープンアクセスは他の場所での保健教育プログラムを後押しできますが、これは110万人の生徒に対して196人のhealth educatorしかいないニューヨーク市のような場所では不可欠なことです。またProject Gutenbergが提供するパブリックドメインテキストであれば、朗読CDをもっとも必要としている人に届ける上で面倒な著作権や法的問題をクリアできるでしょう。フリーカルチャー運動は著作権に関する考察から生まれたものかも知れませんが、その重要性はより広い社会的な問題の領域にも大きく関わっています。

フリーカルチャーと学生の興味をつなぐプロジェクトやアイデアにはどんなものがあると思いますか? また学生が関わる分野で、フリーカルチャーの考えから利益を得るものは社会的なアクティビズムの他に何があるでしょうか。

[オリジナルポスト 7月25日午後3時30分]
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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