[Jennifer Gerarda BrownによるゲストBlog]
これから来週にかけて、Ianとわたしがこの場所で果たそうとしていることを概観してみましょう。ラリー(レッシグ)が書いてくれたように、わたしたちはゲイ・レズビアン・バイセクシャルに平等な権利を実現するには異性愛者からの支援を活用することが不可欠であると論じたStraightforwardを出版したばかりです。同書では個人的・公的双方のレベルでできることについて多数のアドバイスを扱っています。
しかしこの場で本当に強調したいのは、軍やボーイスカウトなどの差別的方針を持った組織、婚姻関係、さらには職場で平等を促すことができる情報(伝達の)イノベーションについてです。公正雇用マークは、情報の伝え方を通じた漸進主義というテーマにそのまま当てはまります。「この企業は雇用差別をしません」という情報を認定する仕組みを通じて、議会がなかなか成立させようとしないENDA(公正雇用法案)に相当数の企業を自主的に加入させられるかもしれません。
Straightforwardの最初の章では、異性愛者の持つ特権を意識的に扱うためにはどうすべきかを議論しています。特権を積極的に活用する・放棄する・無効にする三つのアプローチを挙げ、さらにそれぞれの手法を実現する情報戦略について提案します。
これから来週にかけて、異性愛者からの支援を集め活用するためのわたしたちの提案と、その過程に情報が占める重要な役割について紹介します。情報をマネージすることが特権をマネージする有力な方法だということは、このBlogの読者にとっては驚きではないでしょう。
Jennifer Gerarda Brown