Bruce Lehmanからメールが届いた。かれの「レッシグはポスト工業化経済を一切の著作権なしで維持することができると信じているようだ」なる発言をわたしが批判したことを思えば実に鷹揚なことだ。
さておき、メールはIIPIのサイトに新設された“ディカッション・フォーラム”を華々しく発表するものだった。(一応はっきりさせておくと、わたしにだけ送られてきたわけではなく、“IIPI支援者へ”として届いた。わたしが“IIPI支援者”とは、先に引用した言葉並みに正確だ)。
新設のディスカッション・フォーラムは「コンピュータ上に実装される発明(CII)に関するEU指令案をめぐる論争」から生まれたそうだ。Bruceいわく、「コンピュータ上に実装される発明[ソフトウェア特許]を特許化できるか否かは、ヨーロッパの産業と競争力に深甚な影響を与えることを忘れてはならない」。まったくその通り。またこれこそ、IIPIがみずから「議論」のための場を設けたことが評価できる理由だ。ソフトウェア特許を強く支持するというIIPIの姿勢について言いたいことがある人が大勢集まるに違いない。
これを読んでいる全員に、Bruceの呼びかけに応えることをお勧めする。“CIIディスカッションフォーラム”はこちら。周囲に広めるのも忘れずに。