(Timothy Wu教授によるゲストBlog)
先週、歳入委員会で働いている友人と話していて、オーストラリア・米国間のFTA(自由貿易協定)の話になった。7月に議会を通り、昨日Bush大統領が批准したものだ。
「DMCAも著作権期間延長の話も」かれは言う。「とくに議論があるような扱いではなかったな」
「問題があると考えている人たちもいるけれど」とわたし。
「もちろん君の言うとおりなんだろう。僕もそう思ったよ」「でも、手紙を送ってきたのは図書館関係者だけだった」
沈黙。
「標準の条文になりつつあるし、ほとんど注目もされていない。問題だと思っている人がいるなら、もっと頑張る必要があるな」
かれの言うとおりだ。DMCA・著作権期間延長への数年間にわたる批判も、簡単に「特に議論なし」で片づけられてしまう。