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言論の自由というローカル・ルール

2004/06/20 00:01
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「CODE」「コモンズ」等の著書や「クリエイティブ・コモンズ」などで知られるスタンフォード大学ロースクール教授ローレンス・レッシグ氏のBlogの日本語版。著作権や特許などの知的所有権の問題やオンラインカルチャー関連のトピックスを紹介します。
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信頼できるソースから得た情報だが、間違いであってくれたらと思っている。

マイクロソフトは、雑誌にマイクロソフトを批判する発言が引用されたブラジル政府高官を名誉毀損で訴える手続きを開始したようだ。政府機関や国有企業にフリーソフトウェアを広めるIT局の責任者Sergio Amadeuは、デジタル参加プログラムを通して政府や自治体にWindowsを提供するマイクロソフトの行為を「麻薬の売人の手口」と呼び、「この国を束縛しつづけるのに必要なシェアを確保するための“トロイの木馬”だ」と批判したと伝えられている

記事はまた、マイクロソフトの戦略を「恐れ、不確実性、疑いを煽る戦略」とした発言も引用している。

これらの発言がAmadeu氏に名誉毀損の訴えを招いたようだ。マイクロソフトはAmadeuの発言を「荒唐無稽に留まらない犯罪行為」であり、「言論の自由および思考の自由の行き過ぎ」だと主張している。ブラジルでは「言論の自由および思考の自由」を起訴できると信じているらしいマイクロソフトは、Amadeuの発言を名誉毀損として刑事裁判に訴える最初の手続きにかかっている。

米国でなら、こうした発言が訴訟にまで持ち込まれることはないだろう。どこであれ、まともな国でこれが名誉毀損と認められたら驚きだ。だがブラジルで名誉毀損にあたるかどうかに関わらず、批判を法律で黙らせようとするやり方はこの会社にとって誤りだ。悪い言論には弁護士ではなくさらなる言論で対抗するのが米国の伝統だったはずだ。われわれはマイクロソフトにこの伝統を教えてやるべきだ――批判者を名誉毀損で訴えるという行為に対する、さらに多くの批判によって。

[オリジナルポスト 6月18日午後1時20分]
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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