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無知なのか故意なのか

2004/02/17 15:32
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「CODE」「コモンズ」等の著書や「クリエイティブ・コモンズ」などで知られるスタンフォード大学ロースクール教授ローレンス・レッシグ氏のBlogの日本語版。著作権や特許などの知的所有権の問題やオンラインカルチャー関連のトピックスを紹介します。
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一週間ほど前、BoyntonがNY Timesに書いた記事の些細な難点をいくつか指摘した。そのなかでわたしは、Progress and Freedom Foundation[PFF]がこのfree cultureムーブメントに攻撃を加えていることにも触れた(単に触れたにすぎない)。だが、それがPFFのJames DeLongに追随者たちに宛てた次のようなメールを送らせることになった。

Free Culture運動は、知的創造物の生産および消費は財産権と市場を通しておこなわれるべきであるとは考えない。それに代わり、彼らはオープンソースソフトウェア運動――ソフトウェアは無料で提供され、誰もが自由な改変を許可される――を元にした生産のメカニズムを主張する。

あきらかに、これはワシントンD.C.的な非-推論のまたひとつの例だ。もう一度繰り返そう:「オープンソースソフトウェア」およびフリーソフトウェアは、どちらも知的財産権を基盤としている(「知的財産」という言葉が一部にとってどれほど不快だとしても)。よって、このどちらもはっきりと「財産権と市場を通して」機能している。それはマイクロソフトが自社の知的財産を(少なくともその一部を)扱うやり方と同じではないが、所有者がその財産をどのように扱うか決定できるというのが財産権システムの核であることはいうまでもない。なぜPFFがそれに反対するのだ?

だが、本当の問いは別にある。かれらD.C.タイプの人間(やや1ビット頭的ないい方だが、時にはやむを得ない)たちは本当にただ無知なのだろうか? それとも、出資者たちには分からないだろうと考えた上での意図的な無視なのだろうか?

Mr. DeLongへ。事実でない主張がただちに正される場での議論をお望みなら、喜んでお受けしよう。当然ながらそれは「オープン」な、あなたの許可なしに発言を引用することも、意見に同意しないことも「フリー」な場ということになる。それがあなたにとってあまりにも共産主義的でなければよいのだが。

[オリジナルポスト 2月15日午前7時54分]
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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