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政府の「ニュースピーク」、インターネット・アーカイブより

2003/12/08 23:55
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「CODE」「コモンズ」等の著書や「クリエイティブ・コモンズ」などで知られるスタンフォード大学ロースクール教授ローレンス・レッシグ氏のBlogの日本語版。著作権や特許などの知的所有権の問題やオンラインカルチャー関連のトピックスを紹介します。
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誰もが知っているはずだが、ネットでもっともクールなもののひとつはBrewster KahleのInternet Archive、なかでもWayback Machineだ。アーカイブは1996年以来インターネットのコピーを収集している(明示的にあるいはrobots.txtを通して除外されているページを除く)。Wayback Machineを使えば、あるウェブページがどう変わってきたかを知ることができる。

多くの人がいうように、Wayback Machineはインターネットのオーウェル的特徴(あるいはバグ)――過去を記憶しないこと――を正す手助けをしてくれる。あるウェブページを見ても、それが変更されたことがあるかどうかは知ることができない。そして最近、Brewsterはこのデジタルコードへのエアブラシ修正の特に雄弁な例を捕らえた。

2003年5月1日、ホワイトハウスはこちらのプレスリリース「ブッシュ大統領、イラクでの戦闘行動の終了を宣言」を公表した。だが、エアブラシのマジックにより、いまは同じプレスリリースがこのように「ブッシュ大統領、イラクでの主要な戦闘行動の終了を宣言」へと変わっている。ページには更新のしらせもなければ、変更がいつおこなわれたか示すものも、そもそも何かが書き換えられたかどうか示すものもない。その代わり、robots.txtが政府を検証する試みを不可能にしている。(robots.txtを置く権限を持っているなどと思いこむ政府機関がどうして存在するのだろう?)。

なぜホワイトハウスを確かめる必要があるのか、と尋ねるだろうか? 政府の広報部門の正しさを疑うような非アメリカ的な人間は誰だ、と? この歪んだ時代にふさわしい質問だ。robots.txtというコードに従っていれば、何も気にかける必要はないだろう。

[オリジナルポスト 12月7日午後9時12分]
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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