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メリクリとハピホリのあいだ

2015/12/06 21:00
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クロサカタツヤ / KUROSAKA, Tatsuya

インターネットや通信、放送サービスが大きく変容する中、産業、政策、技術開発等の最新動向や、情報通信サービスと社会の関係性を考える上での「新たな視点」を、さまざまな分野でコンサルティング活動をしているクロサカタツヤ氏がお届けします。
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少し前にこんな記事が流れてました。


[FT]米国で「不寛容」な空気まん延  :日本経済新聞

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO94571360Q5A131C1000000/

 米国の街頭で人種的偏見が健在なのは間違いない。武器を持たない黒人容疑者に対してむやみに銃を撃つ警察の対応の頻度を見ればいい。だが、言論の自由を封殺することは答えにならない。昨年は、学生の抗議によって、大勢の外部講演者――国際通貨基金(IMF)専務理事のクリスティーヌ・ラガルド氏、元国務長官のコンドリーザ・ライス氏、女性の権利の活動家、アヤーン・ヒルシ・アリ氏を含む――が校内イベントへの参加中止を余儀なくされた。

 スミス大学の学生たちによると、IMFのトップとして、ラガルド氏は「世界の最貧国で失敗した開発政策の元凶」だった。ライス氏はイラク侵攻を支持した「戦争犯罪者」だとラトガース大学の学生たちは言った。アリ氏はイスラム嫌悪の罪を犯しているとミシガン大学の学生たちは言った。


ポリティカル・コレクトネスを追求するあまり、どんな言葉も使えなくなって唇寒し、というような話です。

といっても、いまに始まった話じゃありません。かなり前から、「メリークリスマス」はキリスト教徒のものだから、そうじゃない人たちに配慮して「ハッピーホリデー」と言いましょう、みたいな物言いはしばしば聞かれました。

ただ、少し前までは「まー建前はそうだけど、本音はやっぱりメリクリですよ、ハッハッハ」と、ぼくの知る米国人たちは異口同音に言ってました。それが近年、本当にメリクリしんどくなってきた、というのがこの記事の論旨なのでしょう。

言うまでもなく、メリクリをハピホリに言い換えるのは、多様性でもなんでもありません。申し訳ないけど、単なる馬鹿だと言っていいんじゃないでしょうか。記事文中でも、そんな馬鹿馬鹿しい価値観を広めちゃったから、トランプみたいなのがスカッとさわやかな存在に見えちゃうんでしょ、と窘めてます。ぼくもそんな気がします。

それに、メリクリがハピホリになったところで、「ホリデーがハッピーじゃない人もいるんですよ!」という斜め上からクソリプを投げ落とされるのが関の山です。それは、ツイッターのある米国よりも、トゥイッターランドの故郷であるジャパンの方が、むしろよく知っているはず。

そんなわけで、来年はソフトバンク殿あたりがツイッターを買いに向かって、「アメリカよ、これがクソリプだ」と見せつけるのを、三木谷さんあたりが英語で絶賛インターセプト、みたいな展開が見られるのかナーみたいなことを、さっきスタバで隣に座った人が話してましたので、なんとなくご報告しておきたいと思います。

そんなスタバからいただいたハピホリのカードです。トランプおじさんにボイコットまで言われてしまった(参照)、赤い紙カップまでご丁寧に描かれております。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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