東京は雨も上がったことだし、たまにはどうしようもなく軽い話を書いてみる。
いわゆるキャズム理論(というかロジャースのイノベーター理論)というのはもう手垢が付きまくっている話のはずだが、そのわりに相変わらず「iPhoneはキャズムを超えたか」とか「twitterはアーリーマジョリティに」と、かしましい。
で、このあたりが分かっているようで分かりにくい、ということがあったので、こんなふうに置き換えてみた。
- イノベーター:イカスミの創造主
- アーリーアダプター:イカスミを歴史上はじめて喰った人類
- アーリーマジョリティ:西麻布のイタリアンで「ここうまいんだぜ」と女子を口説く人類
- レイトマジョリティ:ファミレスでイカスミスパを食べる人類
- ラガード:あんなもん喰うヤツは人間じゃねえ
こう整理した上で「イノベーションは神への挑戦」とか「twitterで女子は口説けん」という真っ当かつ科学的な議論を提起することも可能だが、そんなことをしていると遅延する仕事が一層進まなくなるので、このへんで。
タイトルは4-5年前の小品から借用。ジェフ・ダニエルズは「カイロの紫のバラ」の印象がいまでも強く残っている。