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lost in twitter

2008/04/25 15:41
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プロフィール

クロサカタツヤ / KUROSAKA, Tatsuya

インターネットや通信、放送サービスが大きく変容する中、産業、政策、技術開発等の最新動向や、情報通信サービスと社会の関係性を考える上での「新たな視点」を、さまざまな分野でコンサルティング活動をしているクロサカタツヤ氏がお届けします。
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たまには軽めの話題を。

訳あって数日PCの前から離れていたのだが、戻ってきたらtwitterが日本語化されていて驚いた。以前からデジタルガレージと組んで日本語化を進めていたのは知っていたが、いざ日本語化されると、まるで違うサービスのように見えてしまった。

で、あまりに違和感が強かったので、即座に英語版に戻してしまった。なんというか、引き戸にドアノブを付けてしまったような、そんな心地悪さを感じたのだ。

日本語化が悪い、というのではない(私はそこまで「ルー」な体質ではない)。またデジタルガレージの皆さんの仕事が悪いというのでもなく、むしろ労うべきとも思う。おそらくは、twitterのインターフェースの秀逸さが微妙なバランスの上に立脚していて、それが日本語化によって崩れた、ということなのだろう。それだけであり、それがすべてでもある。

あと強いて言うなれば、勝手に日本語化されていたことも違和感を強めていると思う。要は「日本語対応しました!」というバナーでも付けて、ユーザに選択させればいいのだが、そういうプロセスをすっ飛ばされるとユーザは少なからず「余計なお世話」と感じてしまうのだろう。オプトインの精神を重んじる日本のユーザには、必ずしも受け容れられないと思う。

これに限らず、企業がユーザにサービスや製品を伝えていくマーケティング活動は、とても難しいものである。私もいくつかそういう案件をお手伝いしているが、どんなに自分たちの信念に基づくメッセージであっても、たとえば「文章が長い」とか「場違い」だというただその一点だけで、却下はおろか反発さえ招いてしまうものだ(ちなみにこれはいわゆる企業の消費者向けマーコムだけでなく、BlogやSNSなどのパーソナルコミュニケーションにもあてはまる話だと思う)。

それが仮に「逐次翻訳」程度の作業であったとしても、ちょっとしたバランスを崩してしまう要因となれば、すべての努力も水の泡、ということなのだろう。「伝える」とはかくも悩ましいものであり、ゆえにそれが仕事として成り立つのだと、改めて思った次第。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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