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マイクロソフトの排他的独占主義から共生民主主義への戦略変更?

2006/11/03 19:00
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IE7の日本語版が正式にリリースされた。 CNETのインタビューによると、 マイクロソフトは共生と民主化の文化を内在する企業だ http://japan.cnet.com/interview/media/story/0,2000055959,20293468-2,00.htm

プラットフォーム戦略担当ゼネラルマネージャーであるCharles Fitzgerald氏は、
「私たちの戦略としては、昔から同じ理念としてある“テクノロジの普遍化”です。テクノロジは誰もが民主的に使えるようになるべきですし、それは質の高いツールにおいても同じだと考えています」。
「プラットフォームは以前までクライアントだけでしたが、その次にクライアント&サーバとなり、さらにはサービスの領域も加わっています。マイクロソフトはこのあらゆる部分で強みを持っている限られた企業で、その網羅性に優位点があります。YahooとGoogleは各分野で競合することはありますが、バックオフィスからリビングルーム、データセンタからメディアセンタなどインフラ提供から消費者関連サービスまですべてをカバーし、そのすべてを包括して入り口から出口までプラットフォーム上でサービス提供することはできません」と語っている。

しかしだ。さっそくIE7をインストールしてみると、好むと好まざるに関わらず、調査報告に協力させられるいつものページに誘導されたり、せっかく好みのサーチエンジンを選択できる自由を与えたにもかかわらず、「Live Search」だけは「知りたい情報がすぐに見つかる」と差別化をはかっている。

せっかく、共生民主の道を歩みだしたにもかかわらず、なぜ?自分たちのサービスを差別化しようとするのだろうか?これは、もうDNAレベルで自然に他社をを排他してしまう行為が身に染み付いているとしかいいようがない。 マイクロソフトがせっかく2.0化しかけている時期だけにとても残念である。

また、海外版のIE7では、 Optimized for Yahoo! http://downloads.yahoo.com/internetexplorer/ なる、カスタマイズされたIE7を投入した。

Yahoo!のライバルとなるMSNに力を入れるのではなく、IE7を提供するWindows LiveというウェブベースのOS的プラットフォームとして、Yahoo!などのサービスとも共生しようとしているのである。しかし、単に「Yahoo! IE7」にすればいいのに正式名称は、「The new Internet Explorer 7 Optimized for Yahoo!」という名称。

Yahoo!だけではないぞとさも言いたげな態度が妙に気になる。 Vistaの無料アップグレードOEM交換版のPCの出荷も始まり、パッケージOSとしては最後(?)の戦いを控えるマイクロソフト。

Windows Liveという2.0的アプローチで「Office Live」も登場させ、パッケージ戦争からの逸脱をはかっている。さて、Googleとの頂上決戦に向けて、マイクロソフトには、まだまだやり残している戦略は山ほどあるが、残された時間は、巨額の豊富な資金をもっても買うことができないのが皮肉だ。

「21世紀初頭まで、マイクロソフトという会社があった」と後の歴史に語られないためにも、ここは、さらにユーザー視点のサービスにもっと耳を傾けて展開すべきだろう。 このイメージビデオのまま、素直に製品化すればいいだけなのだが…。 http://www.microsoft.com/japan/windows/ie/ie7/about/video/default.mspx

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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