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iPhoneとiPod classicのゆくえ

2011/10/02 00:20
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プロフィール

寺本由美子

本名とタイトルのペンネームが異なっているのはご愛敬(話せば長~い物語あり)。IT系の話題からゲームのレビューまで、自由気ままに発信します。iPadやiPhoneなど、大好きな電脳小物についても熱く語りたいですね。Twitterにも出没中。ブログへのコメントも、@kirifue へどうぞ。
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『iPod classic』の存在意義とは

iPhone5の発表が目前に迫っているなか「iPod classic用ゲームの販売終了」という噂が立っています。ゲームだけならまだしも、これが「iPod classicとの決別」への導線ではないと、誰が断言できるでしょうか。

その特長はなんたって「大容量」であること。iPod touchが販売された後もその魅力が衰えることはありません。何故なら、これほど大容量のモデルは他には無いからです。娘も160GBモデルを所有しており、ハードディスク内には1万8112曲とムービー79本、ポッドキャスト27本が保存されています。これが片道2時間半かけて通学する娘の楽しみであり、心の拠り所となっているようです。

昨年秋にiPod全モデルが刷新された折、かろうじて現行モデルの継続という形で生きながらえました。では、今後はどうなるのでしょう? そもそも「classic(古典)」と呼び称されているわけですから、このまま単純に音楽やムービーを手元に保存する「Pod」として機能してほしいと思うのです。これがAppleが推進し、今後iPhoneが向かうであろう「iCloud(雲)」に相対する、classicのあるべき姿だと確信します。あえて、ネットワークに接続する必要は無かろうと。

すでにマニアックな領域に入っているiPod classicですが、iPhoneを語る前にこの存在を見逃すわけにはいかないのでした(ただし、大容量iPod touchが出るならばそれにこしたことはない、ということを付け加えておきます)。

 

『iPhone』はiCloudによりどう変わるか

かたやiPhoneの進化は「iCloud」なしには語れません。Appleのサイトには、以下のような説明が載っています。

iCloudとは?

iCloudはあなたの曲、写真、アプリケーション、カレンダー、書類などを保存し、
あなたのすべてのデバイスにワイヤレスでプッシュします。
そのすべてを自動で。コンテンツを管理するのが最高に簡単になります。
あなたはもう、何もする必要がないのですから。

初代iPhoneから、メールを本体に保存することをヨシとしなかったApple。Jobsの思想のベースにはいつもネットの向こうの世界がありました。ユーザがコンテンツやデータのありかを意識することなく、すべてをシームレスに。それがiPhone、いえ、iOSとMac OSが目指すものです。

今でこそ母艦のiTunesと同期しなければなりませんが、いずれそれすら必要なくなります。Macは母艦ではなく、iOSを搭載したモバイル機器とほぼ同列に並ぶマシンとなるでしょう。もちろん、使用目的は異なりますが。

この進化により、iPhoneやiPad導入のハードルはかなり下がります。今はまだ、離れた所に住む年老いた義父や母にiPadを贈る気にはなれませんが、単体で動作するのなら「敬老の日」の贈り物の候補に十分なり得ます(無線LAN環境込みで)。年配の方にとっては『朝日新聞』を拡大して読めるだけでも価値がありますよ。iCloudは大衆への普及の起爆剤です。

 

au版iPhoneは買いか

9月22日、日経ビジネスが「KDDI、iPhone5を日本で販売」という情報をリークしました。関係者が明らかにしたというだけで情報の出所がはっきりせず、事実かどうかもイマイチ分からないのではありますが。

もしこれが真実なら、携帯電話事業者各社は今、スマートフォンを巡るビジネスのまさに正念場を迎えていると言えます。特に、ドコモの心境はフクザツでしょう。決してiPhoneを導入したくなかったわけではなく、条件の不満やi-mode存続への固執など殿様商売が仇となり、販売権を獲得できないだけですから。ソフトバンクは追われる立場として、すでに覚悟はできているはず。

iPhone5発売は11月という報道もありますが、SMS/MMSに対応するため来年にずれ込むという予想もあります。知ってしまったからには、今iPhoneを購入するのは賢明じゃないって誰だって考えますよ。電波状態が悪いということでソフトバンクのiPhoneに手を出せなかった人はたくさんいます。それがauから出るのだったら選択肢の一つにはなるので、買い控えが起こるのは当たり前。他のスマートフォンにも少なからず影響は出るでしょう。

もし十分使える範囲内の電波が届いているなら、ソフトバンクに残留する、あるいは新規加入するというのもアリです。孫社長が指をくわえて見ているわけないので、何らかのアドバンテージを付加しようとするでしょう。過去にもそうやってユーザを開拓してきたのですから。

しかし、ソフトバンクは今こそ気づくべきときです。電波こそが電話の生命線であるということを。データ通信によるネットワークのトラフィックが飽和状態に近いのはどのキャリアも同じですが、通話時の回線すら満足に確保できていないのです。ただ、それは単なる基地局不足というだけではなく、3G回線に使用している2GHz帯の電波が建物の壁などの障害物に弱いという特性によるところが大きいのですが。総務省は直ちに、プラチナバンド(900MHz帯)をソフトバンクに割り当てるべし。すでに800MHzが手厚いドコモやKDDIには、必須ではありません。

 

おまけ

各社ともAndroidにも力を入れているのは、iPhone合戦とは並行した別の闘いです。というより、全部ひっくるめての戦略が重要です。もちろんiPhoneが無ければ、AndroidやWindows Phoneを押すしかないのですが。ビジネスバランス上、様々な製品を取り扱うことは必要ですし、ユーザにとっても選択肢が多い方がよいと思います(iPhone信者ですけどね)。

Twitterで見かけた「ほんとにあった話」。

松屋で朝定食べてたら、A「なんかauからアイフォン出るらしいよ」B「まじで?アンドロイドauマジですげーな」A「な、アンドロイド版アイフォンとか超楽しみだし」とかいうまさに昨日危惧したばかりの会話が聞こえてきて笑いこらえるのが大変だった

「ついに、iPhoneとAndroidが夢のコラボ。胸熱!」
……なんてことは天地がひっくり返ってもあり得ませんけど、使ってみたいぞー。

 

Engadget 2011/10/01
アップル、iPod classic 用ゲーム販売を終了

日経ビジネス 2011/09/21
KDDI、「iPhone5」参入の衝撃

 

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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