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CNET Japan ブログ

Appleは未来の空間を創り出す

2009/11/15 22:07
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プロフィール

寺本由美子

本名とタイトルのペンネームが異なっているのはご愛敬(話せば長~い物語あり)。IT系の話題からゲームのレビューまで、自由気ままに発信します。iPadやiPhoneなど、大好きな電脳小物についても熱く語りたいですね。Twitterにも出没中。ブログへのコメントも、@kirifue へどうぞ。
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毎日、iPhoneを使っていますが、全く飽きることがありません。画面や操作は至って単純にもかかわらず、飽きるどころかますます好きになっていきます。決してオーバーな表現ではなく、今ではもう、本当に無くてはならない存在です。

それは何故でしょう?

小学生の頃、科学がとてつもなく発達している「近未来」を想像して、絵に描いたことがあります。

空には羽の生えた車が飛び交い、地上にはベルトコンベアー的な輸送路が縦横無尽に走り、かたや部屋の中には、テレビ兼コンピュータ兼コンシェルジュの機能を持つ壁掛けタイプのモニターが掛かり、エアコンや照明が常時快適な空間を創出し、リモコン一発ですべての操作ができてしまう。手首には腕時計タイプの通信機器が取り付けられていて、どこでも誰とでも会話ができる。

そんな近未来を、皆一度は頭に描いたことがあるのでは。

現実にはどうでしょうか。屋内に限定して見てみます。
多くの人が携帯電話やスマートフォンを所有しています。テレビも薄型に取って代わりつつあります。テレビ・エアコン・照明など、リモコン操作であらゆることができるようになってきました。

ですが、これ程までにエレクトロニクスが発達しているにもかかわらず、家電にしろ携帯電話にしろコンピュータにしろ、あいかわらず操作が複雑で一筋縄ではいきません。特にAV機器の設置などは、マニュアル片手に四苦八苦することが多々あります。

我々が夢に描いてきたのは、もっとシンプルでバリアフリーな世界なのでは? プラグインだけでサクサク使える家電やマシンのある生活なのでは? と疑問を抱くのは私だけでしょうか。

そんな家電の原点に立ち返ってみると、見えて来るものがあります。例えばゲームはマニュアルを読まなくても、ある程度は直感的に使いこなせます。また、繰り返し遊ぶことで次第に上達していきます。そういう要素が、家電や情報機器にも求められていると思うのです。

これを「ゲームニクス理論」と呼ぶのだそうです。国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)が11月12日に開催した「ユーザーインターフェイス(UI)論から考える適切なゲームデザイン手法」でも紹介されました。GAME Watchの記事から引用してみます。

ゲームニクスには「マニュアル不要で誰でも使える」、「使っているうちに、次第に上達していく」という2つの要素があり、そのために「直感的なUI」、「マニュアル不要のルール理解」、「はまる演出と段階的な学習効果」、「ゲームの外部化」という4つの原則がある。

このうち少なくとも「直感的なUI」は、どんな機器であれ避けては通れない道だと思います。様々な機能を搭載し、かつ、より便利で使いやすく、そういった目標を掲げて機器を開発しているのはいずこも同じ。そこで差別化を図るには、むしろ機能の切り捨て、直感的なUIよる操作性の向上こそが求められているのです。

それを今、最も実現している情報機器が iPhone でしょう。そして、iPhoneを発明(!)できたのは、アップルという会社なればこそ、初めにスティーブ・ジョブズありきです。彼は何が必要で何がいらないかを見極め、さらにどうすれば最適化できるのかを判断する能力に長けています。そして、人を感動、震撼させ、動かす才能にも恵まれています。

アップルは確かに独善的、支配的なところもありますが、それ以上に人に与えるものをたくさん持ち合わせています。iPhoneを通じて、その恩恵に与れる私は幸運です。

しかしながら、アップルの目指すところはもっと上のはず。目標に近づくには、現在のテクノロジーはまだまだ未熟だと言わざるを得ません。過去に2度、Appleタブレットの開発プロジェクトの中断を余儀なくされたのも、バッテリ寿命の問題やメモリ不足によるものだとのこと。Newtonを発表した頃からずっとそうでした。そして、技術の進歩と共に、アップルの製品は確実に進化を遂げていくのです。不自由な足かせを外したかのように。

もはやどんなパソコンも高性能なので、ネットやムービーを楽しんだり、日常の仕事をこなすには十分である。などと、よく耳にしますが、それって、ものすご〜く目標が低い気がします。いや、言いたいことは分かるのですが。そうではなく、性能の向上によって、いくらでも新しいイノベーションを生み出せるという可能性に賭けたいのです。

では、我々にはもっと明るい未来が拓けているのでしょうか。
レッツ、ポジティブシンキング!
考えれば考えるほど、何だかワクワクしてきます。誰でもが分け隔てなく、家電や情報機器を自由に扱える世界…。

iPhoneを片手に、そんな近未来の世界を夢想してしまうのでした。

アップルやその魂を受け継ぐ企業が、住みやすい空間を創り、快適な暮らしをサポートし、人々の自由な交流を支えていくことを願ってやみません(Microsoftさんですら、Macにインスパイアされているようですし。いいとこ取り、大いに結構だと私は思います)。

 

■Twitter、始めました。
霧笛望 (kirifue) on Twitter

 

GAME Watch 2009/11/13
IGDA日本、第4回iPhone/iPod touchゲームセミナーを開催
UI視点でのゲームデザインをテーマに、ゲームニクス理論の紹介や新作アプリを発表

COMPUTERWORLD.jp 2009/08/27
ジョブズ氏の職場復帰で“アップル・タブレット”の登場が遅れる?

ITmedia News 2009/11/12
せかにゅ:Microsoft幹部の「Windows 7はMacにインスパイア」発言が波紋

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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