14日、CNET Japanへお邪魔してきました。木田さんと櫻吉さんがすでにブログに書いてらっしゃいますが、私なりに内容をまとめてみました。
今回の訪問の目的は「CNETブログは今後どうなっていくかについて伺う」ということで、別井編集長より読者ブログが目指す方向性についてお話頂きました。
出席者は以下の通りです(敬称略)。
■CNET Japanサイド
- 別井 貴志(CNET編集長)
- 永井 美智子(ながいたん、CNETブログ立ち上げ時よりお世話になる)
- 鳴海 淳義(昨年秋よりCNETブログ担当)
■CNETブロガー
CNET読者ブログは2006年4月に始まり、ブロガーは現在約300人、アクティブユーザーはその三分の一程度。しかし、CNET編集部ではブロガーの属性を把握していないため、ブロガーを対象としたアンケートを実施するかもしれないそうです。ブロガーの皆様、その際はご協力をお願いします。
今後リニューアルに向けて、第一段階で表示、第二段階でもっと使いやすくするためにバッググラウンドの入力やシステムを変えていきたいとの意向です。また、コミュニケーションの手段も用意したいとのこと。
以下に、それぞれの考えや意見を箇条書きにしました。
CNET編集長よりのお話
あくまで構想段階ですが、次のようなお考えをお持ちだそうです。これ以外にも細かいアイデアはたくさんあり、どこまで実現できるか検討中とのこと。
- 読者ブロガーに向けたMLを発行する。特集や連載などの記事の予定とかランキングの発表、企業からのイベントやモニターの依頼や募集などのお知らせを掲載する。ただし、モニターについては無理強いはしないし、企業に原稿チェックはさせない。
- ブログ記事の検閲は今後も行わない方針である。
- ブログトップページを変更する。現在のランキングは、一定期間内のGood!数やアクセス数等を考慮したロジックで自動的に計算しているが、表示の仕方を含めて再検討する。
- ブロガー一覧ページを作成、表示する。
- CNETの記事で使われている「タグ」を、ブログにも付けられるようにする(例えば、キーワードから選択するといった方法による)。
- タグを束ねたものを「トピックス」として扱う(例えば「Windows7」というトピックスがあったら、その下には「Windows7搭載PC」といったタグが紐付いている)。
- CNETの記事の「タグ」や「トピックス」と連携が取れるようにする。
- ある程度はブログページをカスタマイズできるようにする。
- CNETブロガーだけでなく、CNET IDを持つ読者のプロフィールページを発展させて、プロフのように活用したい。そこでは短い情報が発言できたり、例えばTwitterのようなサービスを確認できるようにする。
- コメントが付いたときに、メールアラートなどで知らせる。
- 検索システム(右肩に表示されている)についても、いずれ変えるつもりである。
- 現在の審査方法では敷居が高いので(7つのエントリを提出する必要あり)、間口を広げるために審査方法を変える。審査方法を変えても、結局審査する手間は同じなので(つまり、応募の敷居は下がるが、審査基準が下がるわけではないということ)。
読者ブロガーよりの意見
話は前後しますが、読者ブロガーからは次のような意見も出ました。細かい要望に関しては実現可能かどうかも含めて、前向きにご検討頂けるそうです。
- 検索システムは時系列で表示してくれるので便利だが、目立たないのが残念である。(朝之丞さん、夢幻∞大さん、霧笛)→ 検索システムの変更
- 過去のアーカイブを簡単に見られる仕組みが欲しい。(朝之丞さん、夢幻∞大さん)
- ブログページの右側に、自分でチョイスした「オススメ記事一覧」を出したい。(霧笛)
- ブログの下部に、そのブログを読んだ方に「オススメの記事」を表示できるといいかも。(木田さん)
- ブログページにおいて、右側の「このブログページについて」が下の方に表示されるので気づきにくい(夢幻∞大さん)→ 全体のシステムを変更しない限り不可能なので無理
- 特定のブロガーの記事が更新されたらメールなどで知らせてくれる仕組みが欲しい。一つのフィードだけで複数の人の記事をまとめてチェックしたい。更新通知システムをブログパーツやウィジットなどで配信できるようにするとなおよい。(今駒さん)
- 短いメッセージを投稿、表示できる仕組みが欲しい。(今駒さん)→ プロフィールで実装
- 外部ページへのトラックバックを可能にしてほしい。(朝之丞さん)
- ブログのランキングの上に、ブログ記事の広告枠を設置してほしい。お金を払ってブログ記事を宣伝することができる。その枠をメーカーも使えるので、記事内容をプッシュできる仕組みとなり得る。(木田さん)→ 記事の選別が困難
朝日新聞への事業譲渡後も読者ブログは継続する、という点を確認できたこと。さらに、読者ブログの将来の展望まで伺えたことは大きな成果だと思っています。
今回のツアーには編集部の見学も予定されていたはずなのですが、ついお話を伺うのに夢中になってしまい、実現しませんでした。また、今後もこういった意見交換会を開くことを快く了承して頂きましたので、ブロガーの皆様も機会がありましたらご参加ください。
終始和やかなムードでした。以下、別井編集長が読者ブロガーへのMLについてお話をされた直後の会話から。
別井編集長「(読者ブロガーへのメールマガジンによって)それなりにコミュニケーションができるのかなぁと、もう少し編集部が身近に思ってもらえるのかなぁと思っているので」
霧笛「放置プレイみたいじゃなくなるんですね(笑)」
別井編集長「放置って……。スミマセン、完全に放置プレイでした」
夢幻∞大「伸びる子は伸びる、伸びない子は伸びない(爆笑)」
別井編集長「でも、背中も見せてなかったりするので」
別井編集長、永井様、鳴海様にはお忙しい中、私達ブロガーのためにお時間を割いて頂き、ありがとうございました。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。