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ネットブックはゲーム機としてブレイクするか

2009/02/19 02:42
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プロフィール

寺本由美子

本名とタイトルのペンネームが異なっているのはご愛敬(話せば長~い物語あり)。IT系の話題からゲームのレビューまで、自由気ままに発信します。iPadやiPhoneなど、大好きな電脳小物についても熱く語りたいですね。Twitterにも出没中。ブログへのコメントも、@kirifue へどうぞ。
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Windows 7と高性能グラフィックスのネットブック誕生

私はネットブックを持っていない。マイカー通勤なので、使う機会がないからだ。外出先でネットを見るのはiPhoneで十分だし、自宅ではMacBookを愛用している。どこでもネットとメールができるという理由で購入している方が多いようだが、元々中途半端な仕様なので使い方もおのずと限られてくるのは致し方ない。

しかし、そのネットブックに新たな動きが見え始めた。
CNETによると、NVIDIAは大手PCメーカー10社と協力し、ネットブックに初めて同社グラフィックスチップを導入しようとしているという。しかも、Windows 7上で。

NVIDIAのグラフィックスチップについての説明は、マイコミジャーナルの記事から引用したい。

IONは、DirectX 10対応のグラフィックスを統合したチップセット(mGPU)「GeForce 9400M G」で、IntelのAtomプロセッサをサポートする小型プラットフォームだ。高水準な3D性能、1080pのHDビデオ再生などを武器に、ミニノートやネットブック、ネットトップなどの小型・低価格カテゴリにNVIDIAのmGPUを浸透させるのを狙う。

NVIDIAがVista認証を獲得したということは聞いていた。IONによってAero GlassやFlip3DなどのWindows Vistaのプレミア機能をサポートするという話だ。それは一時的には実現するのかもしれないが、近い将来、Windows 7に完全に移行してしまうだろう。もはやPCにとってもネットブックにとっても、Vistaは中継ぎでしかない。

Windows Vistaでは実現できなかったことが、Windows 7では可能だ。Windows 7は動作が軽快でUIが洗練されており、アーリーアダプターにもおおむね好評である。さらにIONプラットフォームによって、弱点であったグラフィックまで克服し、最強のネットブックが誕生することになるだろう。

新生ネットブックを手にするのは誰?

では、誰が高性能グラフィックスチップの恩恵を受けるのだろうか。

まずは、学生。
中・高生にとってのネットはケータイが主流であることは揺るがないが、それでも高校生や大学生に幅広く受け入れられる可能性がある。なんたって小型軽量で安価なのだ。極めつけは、HDビデオビューワーやゲームマシンとしても使えること。それがPS3やXbox360を買うような感覚で手に入れられる。

しかも、授業や自宅学習でも使えるヤツだ。レポートや卒論もこれ一つでOK。辞書をインストールしたなら「電子辞書」なんか必要なくなるだろう。

ここら辺りをうまく攻めれば、親に購入してもらうことだってたやすい。高価なPCは贅沢だと言う親でも攻略可能。親がダメでも、爺っちゃんやばっちゃんの年金に頼ってもいい。もちろん、自分のお金で買ったなら愛着もひとしおだ。

そして、企業ユーザー。
ビジネスで必要だという理由で、ネット閲覧とメール確認と資料携帯のためだけにそれなりに重くてジャマなPCを持ち歩くのは苦痛かもしれない。しかし、最新のOSとグラフィック環境を積んだマシンならどうだろう。WEBサイトの描画だってかなり高速になるはずだ。私ならワクワクする、間違いなく(デジモノ好きだからか)。

また、ニンテンドーDSに興味があるのに買うのをためらっているビジネスマンを私は何人も知っている。彼らはこう言う「ゲームしかできないし、買ったとしてもやる時間がなければ無駄になってしまう」。私は「ゲーム以外にも役立つソフトが結構ありますよ」と勧めるのだが、踏み切れないのだ。

そんなビジネスマンが、ゲームもでき動画も観れて仕事もこなせるお得なモバイルPCとして、新たに「ネットブック」を購入するかもしれない。

ゲーム機としての可能性は無限大!

どこでもネトゲを楽しめること、これに尽きる(Wi-Fi環境はもっと整備されるべき)。PSPは「モンスターハンター」でブレイクしたが、これは通信によって協力プレイや対戦ができることが大きい。PSPよりも大きく、かつ、美しい画面でそれが可能だとしたら!(ノートPCではデカ過ぎ)。

ただし、流行りのゲームができなければ意味がない。今あるネトゲはもちろん、若い世代がこぞってプレイするような魅力的なゲームを投入できるかが、成功の分かれ目だと思う。ゲーム界を牽引していくのはティーンエージャーなのだ。

例えばだが「ファイナル・ファンタジー」や「モンハン」といったシリーズものの続編や鳴り物入りの新作ゲームが、ネットブックのプラットフォーム向けに発表されたならどうだろう? これはあり得ない話ではない。ゲームソフト開発メーカーはいつだって新しい販路を求めているし、売れる見込みがあれば大挙してなだれ込む。

いや、見込みなどという後ろ向きな姿勢ではなく、この市場を開拓してやるぞというくらいの意気込みで取り組んでもらわねばなるまい。それがゲーム業界やPC業界を発展させる新たな道になるのかもしれないのだから。

 

マイコミジャーナル 2009/02/12
「NVIDIA ION」がVista認証獲得、Aero GlassやFlip3Dをサポート

CNET Japan 2009/02/18
エヌビディアが狙うネットブック市場--Windows 7を視野に取り組み

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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