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ついに「ニンテンドーDS」が読書端末やグループウェアに(…という夢)

2008/02/06 23:12
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プロフィール

寺本由美子

本名とタイトルのペンネームが異なっているのはご愛敬(話せば長~い物語あり)。IT系の話題からゲームのレビューまで、自由気ままに発信します。iPadやiPhoneなど、大好きな電脳小物についても熱く語りたいですね。Twitterにも出没中。ブログへのコメントも、@kirifue へどうぞ。
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GameSpot Japanのインタビュー「新たなステップに入った『ゲーム人口の拡大』――2008年 任天堂は何を目指すのか」で、任天堂の岩田社長が次のように語った。

ただ、DSでは生活の中にもっと役に立つライフスタイル提案として、パブリックスペースでDSを使っていただけないかという実験を、今年の前半のうちにやりたいと考えています。
 持ち運べるシングルアーキテクチャのプラットホームが国内だけで2000万台、米国、欧州でも同じぐらいの台数が普及しており、Wi-Fiのスポットがあればなんでも配れるという状況です。
 生活の中に役立つビデオゲーム機という提案が、きっとできると思います。実験の結果を見ながら、段階的にDSが使える場所を増やしていきたいですね。

ここで「パブリックスペースでDS」の意味を考えてみたい。一体何をしようというのか。

パブリックスペースとは、この場合はWi-Fiのスポットがある場所のことを指す。ここで配信された「アプリケーション」を受け取るのだ。それは「生活の中にもっと役に立つ」モノであるらしい。

段階的にDSが使える場所を増やしていきたい」との発言からは、ゲームショップなどに設置してある「ニンテンドーWi-Fiステーション」の増設計画があると受け取れる。あるいは、まったく新しい拠点を設けるつもりかもしれない。これは素直に嬉しい。つくばの田舎までは無理だとしても、まずは首都圏からでよいのでもっと整備してもらいたいものである。それを実行に移すだけの資本力が今の任天堂にはあるはずだ。例えば、すでにインフラを持つ企業と提携するという手もあるし、いっそのこと買収してしまうという方法だってあるだろう。

話は変わるが、最近買ったDSのタイトルで興味深かったのは『DS文学全集』である。実は『図書館DS』も持っており、これはこれで「怪談」が充実しているところが気に入っている。しかし、さらに『DS文学全集』はWi-Fiで作品を追加することができるようになっているところがミソだ。また、あの2画面のシェル形態は、縦書きが多い日本の書物にはもってこいなのだ。本体を横向きに持つことでページめくりもでき、あまり違和感無く読み進むことができる。文字サイズ変更機能を搭載すれば、字が読みにくいとあきらめていた年配の方でも読書を楽しめる。何もAmazonの「Kindle」を使わなくても、DSとて立派に読書端末となり得るのである。ただ、本の場合は何よりコンテンツ数が一番重要だと思う。その点はAmazonにかなうべくもない。

そこで提案である。DSをオンラインの読書端末にしてしまうというのはどうだろう。オンライン書店と提携すれば双方にとってメリットがあるはずだし、本屋を自前で立ち上げてもいい。あのAppleのiPodでも成しえていないことをDSで実現する。いつも人が考えもしないような新しいことを始める任天堂がやるからこそ意義がある。今のところ、DSではネットワーク経由の課金体制は整っていないのだが、それは技術で解決できる問題だろう。例えば、Wiiで電子書籍を購入してDSに配信するといった方法なら即実現可能だ。紙の本を買うとコードが付いてくるというのもいいアイデアだと思う。これからの時代、紙の書物を所有することは贅沢なことになるかもしれないが、できれば私は両方手に入れたいのだ(この辺りのことは、また、別の機会に書きたいと思う)。ぜひとも、出版業界を巻き込み、一大センセーショナルな革命を起こしてほしいものである。

また、別の提案。グループウェアの端末としてDSを活用するというものだ。企業向けというわけではなく、Wi-Fiスポットを利用してどこからでもアクセス可能な個人用のサーバーがあればいい。電子メール、スケジューラー、シェアできるスペース、そこまで用意できればDSは最強のビジネスツールとなる。当然、プライベートでも大活躍することだろう。Wiiとの連係も面白い。「Mii」のようなお遊び的な要素とか趣向、「フレンド」や「だれかと」といったコミュニケーションモードを取り入れて、任天堂らしさを出すのもいいかもしれない。ようは、Googleやmixiがやっているようなこと(のごく一部)をそのままではなく形を変えて、DSやWiiでもっと手軽にできたらいいのにと思うのだ。もちろん他社の二番煎じなど、任天堂が考えるはずもない。もし出すとしたら、斬新な手法を用いて、どこにも無かったような価値ある何かを提供するだろう。任天堂にできないはずはない。後はやるかやらないかの選択だけである。

これらは、私の「夢物語」あるいは「妄想」だろうか。
しかし、本当にここまで実現できたなら、DSは驚異的に販売台数を伸ばすだろう。おそらく国内では2倍の4000万台も夢ではない。個人用ゲーム機であるDSだが、ゲームという枠を越え、楽しく役に立つツールとして万人に親しまれることは間違いない。岩田社長は「5歳の人も95歳の人も、ITリテラシーの豊富な方もそうでない方も、同じように楽しいですか?」ということがポイントであると発言されているが、まさに任天堂が目指すべきはその一点に尽きると思う。

GameSpot Japan 2008/02/05
新たなステップに入った『ゲーム人口の拡大』――2008年 任天堂は何を目指すのか

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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