DSとDS LiteのACアダプタ、及び、Wiiリモコンのストラップの無償交換が始まった。
DSとDS LiteのACアダプタ
DS用の欠陥があるACアダプタは、過熱により外部樹脂が損傷し、発煙や火傷の原因になる可能性があるという。外部樹脂は難燃性素材を使用しているとのことで、発火する可能性は極めて少ないらしいが、例えそれ自体が発火しなくても危険なことに変わりはない。なんたって、内部では燃えてるんだから。
ACアダプタをひっくり返して、裏面にあるラベルの右下あたりに製造メーカーのマークが付いている。
モスバーガーのロゴに似ている「M」のマークと「ZEBRA」のマークなら、そのまま使用して大丈夫。
「JRC」のマークなら、欠陥があるので交換対象となる。
幸い、うちの3台のDSはセーフだった。
私(Lite紺)と息子(初代)のは「ZEBRA」、娘(Lite黒)のが「M」。しっかし、このマーク、モスにしか見えん。訴えられんのだろうか。
交換申込みは、コールセンターへ直接電話すること。モノがモノだけに、ネットでは申込みを受け付けていないようだ。
詳細は、ニンテンドーのサイトへ。
「ニンテンドーDS」および「ニンテンドーDS Lite」専用ACアダプタの一部不良発生についてのお詫びとお願い
Wiiリモコンのストラップ
さて、Wiiリモコンのストラップも確かめてみよう。0.6mmのヒモが切れるという報告が、一部のユーザーから寄せられているという。太さが1mmならOKで、0.6mmならアウツだ。
定規を当ててみたが、よく分からん。
本体に同梱されているリモコンなら、本体底面の製造番号が「LJH100419980」未満と「LJF103032000」未満が交換対象となっているという。
本体を裏返すのは面倒なので、保証書を引っ張り出してみた。おお、「LJF101......」となっている。交換対象だ。
「はじめてのWii」に同梱されているリモコンのストラップも同じ太さだったので、こちらも交換しなくてはならない。
(ちなみに、Wiiリモコンの色がブルーとブラックなのは、汚れ防止と1P/2Pの区別のために、CYBER・リモコンジャケットを装着しているから)
どちらか分からないときは、コールセンターに問い合わせるといい。
ストラップが無い状態は危険なのですぐには外さず、申し込んだら手元に届くのを待とう。もちろん、しっかり握って使用することが大前提である。
交換申込みは、下記受付ページか、コールセンターへ連絡すること。
Wiiリモコン用ストラップ交換受付ページ
詳細は、ニンテンドーのサイトへ。1mmと0.6mmのヒモの比較写真が載っている。
「Wiiリモコン」のストラップについてのお願い
まとめ
ACアダプターの件での、ニンテンドーの対応の早さは、評価できると思う。パソコンのACアダプタにおける欠陥の発覚(火が吹く)と回収のイタチごっこを見ていると分かる。この手の危険性を伴う問題への対処は、早ければ早いほどよい。消費者は、製品の安全性はもちろんのこと、企業の安全面に対する姿勢にはことのほか敏感だからだ。
ニンテンドーによると、ACアダプタは発火の危険はないという。しかし、煙が出るほど高温になるのなら、他の物に引火する可能性が全くないとは言えまい。また、使用者が火傷する可能性は認めている。小さい子供(それこそ3歳から)も使うゲーム機だけに、TVCM等で広く告知する方がよいのではないか(現時点において、私はTVでこのようなお知らせを見た覚えがない)。あのDSとかWiiのコマーシャルのほんの少しの枠でもいいのに。
Wiiリモコンについては、アメリカでは訴訟も起きているようだが、今回は無償交換で乗り切ることができるだろう。肝心なのはこの先だ。なんせストラップは消耗品である。パワーユーザーなら早ければ数ヶ月後くらいか、ヒモの強度が落ちてきた頃に、ストラップ切断という問題が再発するのは必至。先手を打って何らかの対策を立てなければ、またしても、訴訟問題に発展するだろう。たかがヒモ、されどヒモだ。
私はニンテンドーに対し、材質を変えて強度を高め、消耗しにくい新しいストラップを開発/採用することを強く勧めたい。
ゲーム開始時に、Wiiストラップ装着の確認画面が出るのは完璧! ストラップを手首に絞れる仕様もいい。惜しむらくは、ストラップの強度のみ..
ともあれ、使用時には、必要以上に振り回さぬよう。
CNET Japan 2006/12/15
ニンテンドーDS、ACアダプタ20万台の不良が発覚--無償交換へ 任天堂、Wiiリモコンストラップの無償交換受付を開始
ITmedia News 2006/12/18
Wiiリモコンのストラップ問題、米国で集団訴訟に発展か